あらすじ
映画公開2023.9.8『禁じられた遊び』待望の続編
あの恐怖から20年、怨念は消えない
『禁じられた遊び』から20年後ー。
あの惨劇の1年後に倉沢比呂子と柏原亮次は結婚したが、比呂子はすでに亡くなり、ふたりの間に生まれた娘、日菜多は18歳の高校生になっていた。
「カケラ女」の都市伝説に興味を持って調査していた亮次が、くも膜下出血を起こして急死する。それ以降、さまざまな怪奇現象が日菜多を襲う。
一方、6歳の少女・乃愛は両親がいないために養父母に育てられていたが、日々虐待されていた。
ある夜、乃愛はどこからか聞こえる悲しげな声に導かれて干からびた指を見つける。
「私はあなたのママよ。ママを生き返らせて」という言葉を信じ、乃愛は指を庭に埋めて呪文を唱え始めた。
乃愛が蘇らせようとしているものは? そして怨念が向かうのは……?
<前作の感想>
■第4回本のサナギ賞大賞受賞。審査当時の書店員のみなさまからのコメント
夜中に読み始めたが最後。
怖いわ面白いわで寝れなくなりました。
(喜久屋書店北神戸店 松本光平)
読者である自分もクタクタになるくらいの読後感。
思わず「早く解放してくれ〜」っていいたくなりました。
(未来屋書店 小坂橋央)
ミステリ、ホラー、イヤミス要素がバランス良く、最後まで飽くことなく
一気読みしました。新人ですよね?
(明文堂書店 富山新庄経堂店 野口陽子)
とてつもない愛が狂気に変わる瞬間がなんともおぞましい・・・
この物語自体が悪夢である。
(ブックジャーナリスト 内田剛)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「禁じられた遊び」シリーズ第4弾
第1弾の「禁じられた遊び」(映画化)に直接繋がるお話で、一応完結編となるこの作品。
「禁じられた遊び」を読んだ時程の衝撃はありませんでしたが、同じ様に楽しめました。
何と言っても、乃愛ちゃんが幸せになってくれたのが救いです。(ネタバレ)
ただ、最後の最後にあわよくば続編を書いても良い、みたいな終わり方はいただけません。
シリーズ4作品ですが、「忌少女」~「禁じられた遊び」~「禁じられた遊び ふたたび」(本作)~「カケラ女」の順番に読むのが一番話が分かり易く読めるのではと感じました。
このシリーズなかなか良かったです。