【感想・ネタバレ】メロスの翼のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日の丸を背負った中国人選手。
国籍差別的な話かなと思ってたら全然違った。いい意味で想像と違った話だった。
登場人物は多いけど、みんなどこかで繋がっていて、ラストでひとつの形に収束していくストーリーがめちゃくちゃ良かった。普通に泣いた。

幼少期虐待を受け施設育ちの毛利翼、事業に失敗し借金まみれになった親を持つ三崎啓介、元有名子役だったが事故により下半身に障害を持った川越美玲、この3人の絆と友情が強すぎて泣ける。
ラスト、バトンが出てくるシーンで鳥肌立った。タイトルも最後に納得。文句なしの1冊でした。横関さん、読みやすいのに心揺さぶる本多くて大好きな作家の1人です。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

過去と現在を交互に視点を変えて、そして現在。日の丸をユニフォームに縫い付けた卓球選手・毛利翼(マオ・イーリー)。彼はどうして中国チームなのに日の丸をつけているのか。

虐待を受けていた過去を持つ、施設育ちの毛利翼。
親の事業の失敗により転校する事になった三崎啓介。
圧倒的演技力の売れっ子子役だったが、事故により半身不随となった川越美玲。
三人の幼馴染がとある事件をキッカケに運命が変わって行く…

ラストまで読むとタイトルの意味が判りますね。小学生の頃の黄色のバトンがラストに出てきた時、じんわりしました。
お互いを思う絆の強さもとても素敵でした。その後の三人がどうなったか気になる所です。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

帯を見ると、スポコン×日中関係な話のような印象を受けますが、青春と友情とサスペンスです。

デビュー作「再会」で描かれた、若き日のもやもやや感情のざらつき、輝きと苦さがとても印象に残っていた。
以後、何作か読んだが、あまりしっくりこず、しばらく離れていた。

そして今作。まず、文章がとても読みやすく
ストーリーにリズムとメリハリがあって、どんどん読まされた。
軸になる3人の男女と、彼らと人生が交差する人々の物語。
その絡ませ方は、あとから考えればかなり強引なところもあったが、
読んでいる間は気にならなかった。

中心3人以外の話は、かなり余白をもって描かれている。
それだけに、ドラマ化・映画化の際に、脚色の腕が問われそうだ。
最初に提示される「日の丸」についても、
決定的な描写があるわけではないし、
クライマックスの試合シーンをめぐる各人物の描写、
後日談なども、描きがいがありそう。

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2023年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

過去と現在を行ったり来たりで展開が見えなかったが、最後にテーマが友情だと分かった。なかなか読み応えがある作品だった。

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2023年10月12日

Posted by ブクログ

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あざといというか、イケメン仙人にしろちょっと出来すぎだと思いながらもラストはまんまと泣かされた。
映像化されそう。

ストーリーは展開が多い分、結びが多め重複箇所は読み飛ばししてしまう箇所もあったけど、手紙とバトンはヤバかったな。あとインタビュー。メッセージ性も好きです。

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2023年09月03日

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