【感想・ネタバレ】太平洋文明の興亡 アジアと西洋・盛衰の500年のレビュー

あらすじ

新しい「海の時代」を生きる智恵はあるか? 21世紀の日本の繁栄を占う歴史評論。過去五百年ほどの時間に太平洋という世界最大の海洋とその周辺の地域で起った歴史を記述し、その余勢をかって予見しうる未来についても、多少のスケッチを試みたのが本書である。

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Posted by ブクログ

歴史に関して本を書く場合、重要なのは著者の立場によって整理の仕方が異なり、その整理方法に論拠が示されているか。整理方法が興味を引くものか、だ。興味を引く事に力点を置くと、時に、トンデモ本が生まれてしまう。そういう意味では、本著は公平性を保ちながらも、より興味を引きつける形で、東洋と西洋の関連付けに成功している。

難点は、不慣れな換言が多く、読み難いことだ。そのワードが最も適切、という事だろうが、些か衒学的な匂いを感じざるを得ない。

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2015年11月21日

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