【感想・ネタバレ】仕事のモヤモヤ・イライラを止めて自分を取り戻す 小さなルーティンのレビュー

あらすじ

●転職を考える前に身につけておきたい「仕事で疲れないためのマインド」について書いた本

●仕事で結果を出していても、仕事でストレスをためてしまう理由について書かれた本

●仕事で気を遣いすぎてしまう人が結果をだせるようになる本

●「意見を言っても聞いてもらえない」「まわりから評価されていない」「自分ばかりがんばっている」と思わなくなる本

社会人なら嫌な仕事もガマンしてやるのが当たり前。
リーダーなんだからきちんとできて当たり前。
こうした考えが残る一方で、人手不足、職場の高齢化、価値観の多様化の影響で、
キャリア形成を考えながら自主的に働くことが求められる時代なりました。

変わらなきゃと思いつつも、
・自信がなくて意見が言えない
・意見を言ってもわかってもらえない
・何を言ってもムダ
という焦りや無力感を感じている方も多いかもしれません。

長く働いていくうえで避けては通れない問題です。
とはいえ、今すぐ転職するのは難しいのも事実。
では、どうすればいいでしょうか。

そのヒントは、
「思考のクセ」にあります。
キャリアコンサルタントである著者が、変化が激しい今の時代に必要な
「働くためのマインドセット法」についてまとめたのが本書です。

仕事でストレスを抱えやすい3つのタイプの特徴をもとに、
ルーティンを通して、働き方をアップデートするヒントをまとめました。

キャリアコンサルティングのヒアリングで得た悩みをもとに、
これからのキャリアをあなたらしく築いていくための方法をお伝えします。

■こんな人におすすめ
・「このままでいいのかな?」というモヤモヤを抱えているが、今すぐ転職は考えていない人
・「自分ばかりががんばっている」と仕事でストレスをためている人
・仕事で評価されず、やりたいことや得意なことが見つけられていない人
・今の組織で働き続けていかなければならない事情のある人

■著者 福所しのぶ
博士(工学)、国家資格キャリアコンサルタント、弁理士。
東京工業大学大学院修了。
特許業界に進んでわずか1年で弁理士試験に合格し、遺伝子や医療分野の特許を主として担当する。
弱冠39歳での共同経営者就任や大学非常勤講師の兼任など精力的に活動してきた。
しかし、人生の再設計を余儀なくされる経験をし、
心理的成功を軸にした自分らしいキャリア形成の重要性を悟る。
2020年からは、脳科学に基づくコーチング・スキルを習得するとともに
キャリアコンサルタント資格も取得し、大学等でのセミナー登壇やキャリアメンターとして活動中。
一児の母でもある。

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Posted by ブクログ

自己肯定感とメタ認知 大きなことは出来ませんが、小さなことからコツコツと。西川キヨシの名台詞ですね。私も転職先で若い頃に挨拶に使ったことがあります。大きなプロジェクトも小さなタスクの集合体です。一つ一つのタスクを潰していくことが大切なのと同じで、小さなクセでもルーティンでもいつかは自分を大きく変えてくれると信じています。

自分らしくいられる考え方は、下記の2つを意識することで、身につけることができるそうです。
「湧き上がった気持ちに気づき、認める(自己肯定感)」
「うまくいく方法を探す(メタ認知力)」

自己肯定感は、何かを達成したかどうかにかかわらず、長所も短所も、含めたありのままの自分を、ありのままに肯定する気持ちです。

これまで、自己肯定感を高める情報は見てきましたが、メタ認知力については初めて本で読みました。まだ、ぼやっとしていますが、俯瞰力のようなものでしょうか。

メタ認知を高め辺るためには,関係性を大切にする伝え方に変えると良いそうです。
・自分と相手の価値観や状況の違いを認識する
・相手との関係性を考慮して対話の方法を選ぶ
・実行した結果の振り返りをする

また、ストレス思考を持っていると、転職して環境を変えたとしても、ふたたびつらい状況に陥り、仕事でストレスを抱える可能性が高いそうです。また、仕事でストレスを抱える原因は、仕事での出来事自体ではなく、出来事を意味づける思考の癖が大きく関わっていると言うことです。ポジティブとネガティヴのバランスをとることが良さそうです。

著者と読者の視点の高さが違うと文章が入ってこない事があります。恐らく私より頭の良い人が書いた文章なのだと思います。なかなか入ってきませんでした。

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2025年12月03日

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