【感想・ネタバレ】僕らの課外授業のレビュー

あらすじ

中学3年生といえば、何にでも興味があり、何でもやりたいし、早く大人にもなりたい本当に難しい年頃だ。大和田倫子はその問題の中学3年生。厳格な家庭に育った彼女は、両親への反発から、酒に溺れ、男に夢中になり、あげくのはてオートバイで自殺した。だが一ヶ月後、東京駅に彼女の幽霊が……。自称“世が世ならお姫様”の容子と女性にはめっぽう甘い友也の中3コンビが、醜い大人達の悪事に挑戦状をたたきつけた!! ユーモア・ミステリーの傑作。他にオリジナル3作品収録。

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Posted by ブクログ

あらすじ
ごく平凡な男子中学生が、密かに心を寄せる同級生の女子生徒をめぐる奇妙な事件に巻き込まれていく青春サスペンス。主人公は、憧れの彼女の周囲で次々と巻き起こる不穏な出来事や危険な影にハラハラしながらも、なんとか彼女を守り、真相を突き止めようと背伸びをして奔走する。少年少女の淡く瑞々しい恋心を描く学園ドラマとして幕を開けながら、事態は誘拐や陰謀が絡む本格的なサスペンス劇の様相を呈していく。しかし、読者が「中学生の日常でこんなことが起きるはずがない」と息を呑んだ矢先、巧妙に仕組まれていた舞台裏のカラクリ――劇団員たちが周到に演じていた壮大な虚構の幕が明かされ、鮮やかな驚きと爽快な余韻とともに事件は着地する。

所感・深掘り
中学生のころにページをめくりながら胸を高鳴らせたあの独特の疾走感と、虚構と現実が軽やかに反転する赤川ミステリーの醍醐味が、今なお鮮烈な記憶として蘇る記念碑的一作だ。

特に心に残るのは、気になる女の子への純粋な想いと、背伸びした冒険心の眩しさだ。大人から見れば他愛のない日常の風景も、思春期の真っ只中にある少年少女にとっては世界のすべてであり、好きな子の些細な仕草や危機に全身全霊で心を揺さぶられる。危険に飛び込んでいく主人公の必死さに自分を重ね、胸を焦がしながら活字を追ったあの没入感は、まさに「物語を読む喜び」そのものの原風景だった。本を開けば教室の外にある未知の冒険へと連れ出してくれる読書の魔法を、これほどストレートに教えてくれた作品はない。

また、「こんなわけがない」と思わせる突飛な大事件を、劇団員の芝居という仕掛けで見事に回収してみせる軽妙なプロットも、赤川作品ならではの真骨頂だと感じる。重苦しい悲劇に沈み込ませず、あっと驚く種明かしで日常の温もりへと着地させる洒脱な筆致は、若い読者の好奇心を鷲掴みにし、読書の扉を大きく開いてくれた。大人になり、どれほど複雑で重厚な文学や実用書に触れるようになっても、十代の多感な時期に初めて活字の世界に引き込まれたあの感動の原点だけは、色褪せることなく心に残り続けるのだと改めて実感した。

日常の退屈を吹き飛ばす冒険心、人を純粋に想う心の熱さ、そして読書の原点にある純粋なときめき。

思春期の甘酸っぱい記憶や読書の楽しさに再び立ち返りたい人はもちろん、かつて夢中になってページをめくった初心を思い出し、日々の歩みに瑞々しい感性を取り戻したいすべての読者にとって、温かな原風景として心に灯り続ける不朽の青春ミステリーだ。

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2026年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

半分以上までが「僕らの課外授業」です。残りの3分の1で、短編が3つあります。

短編の方は、Vコース,高三コース,中一コースに掲載した軽小説(ライトノベル)風の作品です。

幽霊話かと思われるやや恐怖小説のにおいがしますが、
怖いのは社会か、それとも思い込んだ個人かという感じでしょうか。

赤川次郎らしい透明感のある登場人物が救いになります。

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2011年08月11日

Posted by ブクログ

発売は1984年私がまだ小学校に入りたての頃
本との出会いはそれから10年後、高校生になってから。。

中学生や高校生でも読みやすい内容の4編の小説からなる1冊です。


大和田倫子は中学3年生、反抗期の激しい時期、反発から酒と男に・・
最後には自殺・・・
東京駅に彼女の幽霊が出るという噂が立ち・・

社会が悪いのか、個々の考えによるものなのか・・




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2018年10月28日

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