【感想・ネタバレ】あつあつを召し上がれ(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

この味を忘れることは、決してないだろう――。10年以上つきあった恋人との、能登へのお別れ旅行で味わった最高の朝食。幼い頃に、今は亡き母から伝授された、おいしいおみそ汁のつくり方。何年か前に家族みんなで並んでやっとありついた、天然氷でつくった富士山みたいなかき氷……。ときにはほろ苦く、ときには甘く優しく、身も心も温めてくれる、食卓をめぐる7つの感動の物語。(解説・松田哲夫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

食にまつわる短編集。食べることと人の生死、あるいは恋と別れが結びついている。別れることになった同棲者と、最後に能登に行って松茸の天ぷらを食べる話が切ない。食、というものは生きることと結びついているけど、何にせよドラマがあるよなあと思う。中華街の豚バラ飯を食べてプロポーズする話は、海員閣のイメージで読んだ。あの2階の畳の大広間で、豚バラ飯を一心不乱に食べる2人、食の好みが合うことは一緒に暮らすためのパスのようなものだと思う。

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

薄くてすいすい読めるので、ちょっとした空き時間におすすめ。
話の内容としては、食べ物の描写が美味しそうなものもあるけど、そんなにそこにフォーカスを当ててない話もあるので、そういう魅力を求めて読む方にはイマイチかもしれない。

こーちゃんのおみそ汁の話は不覚にも泣いてしまういい話だった。
呼春という名前が本当にいい名前だと思ったし、両親から愛されてる証だと実感できるのが素敵。あと桜の木を亡くなったお母さんだと思って話しかけるのとかも、よくありそうな設定ではあるけど綺麗な描写で、素敵な生活の絵が浮かんだ。
お母さんが自分を産まなければもっと長生きできたかもしれないという娘の気持ちを聞いてお父さんが、呼春とお母さんと3人で過ごした時間が幸せ過ぎて、人生の幸せを全部先取りしちゃったんだ、それに呼春がいなかったらお父さんは寂しくて耐えられなかった、っていう返しに胸がすごく熱くなった。
お母さんの、自分が出来なくなってしまうことを娘に代わってもらいたい、他の女のところへ行かないでほしいっていう思いも最後に知れて、かわいくて、、、
その約束をきちんと守り抜いた呼春も、ほんとにえらい!
お母さんと二人でお風呂に入った時の昔の回想は、結局母の真意も語られずに終わったけど、そんな一場面もまたいい。
すっごく素敵な家族の話だった。

ところで、豚とパリに行く話は、本当の豚なのか?豚と蔑称してるだけで人間なのか?どっちなんだ、、、もやもや。

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集。豚の話が不思議だった。野暮だけど、豚なの?人間の男性なの?と気になってしまった。それが強烈すぎて他はあんまり覚えてないかも。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人生の様々なシーンに美味しい食べ物が登場し、身も心もホッコリする7つの短編集。
私は「こーちゃんのお味噌汁」が好きだった。亡くなったお母さんの気持ちも味噌汁にこめられている気がした。
また「ポルクの晩餐」は豚と同棲している男が心中しようとパリにやってくる設定がぶっ飛んだストーリー。
それぞれの短編が心に染み入る内容だった。

7つの短編はこちら↓↓
「バーバのかき氷」
「親父のぶたばら飯」
「さよなら松茸」
「こーちゃんのおみそ汁」
「いとしのハートコロリット」
「ポルクの晩餐」
「季節はずれのきりたんぽ」

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2025年09月08日

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