あらすじ
「人へのイライラ」「自分へのモヤモヤ」「言葉の行き違い」etc……。いつの間にか、なんだか気分が上向きになっていくコツ……………………………………………………【著者より】うまくいかないことがあると、「今日こそは!」と思いたくなりますが、たとえば、「まず、一日の最初と最後をよくする」ようにしたらどうでしょう。実践することを大切にするアドラー流のヒントを活かして、ちょっと自分にやさしくしてみませんか?……………………………………………………もう少し、ゆる~くかまえてみると……◇ 目標は「クリアできそうなこと」が大事◇ 無駄なイライラを消すには◇「ダメ出し」より「ヨイ出し」◇「言いにくい」ときどうする?◇ 怒りの気持ちとうまくつき合うにはすぐにやってみたくなる自分にやさしくなれる方法。
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Posted by ブクログ
アドラーもそうだけど,しっかり理解していないことが多い。しっかり理解するとはどんなレベルか。いろんなことの理解が追いつかない。人生は短い。分かったふりをしてやりすごす。分かったふりではないな。その時点での理解の限界だ。内容は具体的で実践的。よくある悩みへの対処法。悩みは自分が作る。自分の感情は自分が作る。物の見方しだいではあるし,自分が何をしようと世界(宇宙や地球)は終わらないし,突き詰めれば自分の世界は自分の認識のみで成立している。この原理を理解した上で,他者なしでは社会を作り営み生きていけない世の中をどう認識するとより快適かを示す。「やれないのではない,やりたくないのだ」は至言。具体的であるからこそ,後半は中心概念の解説がついている。自己決定論(自分が自分の行動を作り,その行動に合わせた世界を認識する),原因論ではなく目的論(なぜできないのか?ではなく,どうやったらできるだろうか?),全体論(大局を見よ),認知論(認知行動療法のような不適切な認知について),対人関係論(人を操作しようとしない,ほめない,感謝する・認める),共感(相手に感心を持つのではなく,相手の関心事に関心を持つ),課題の分離(己の責任が及ぶ範囲を見極める),共同体感覚(人類皆兄弟!おまえが俺で,俺がおまえだ。自分を大切にし,仲間を自分のように大切にする。)。