【感想・ネタバレ】父を撃った12の銃弾 上のレビュー

あらすじ

アメリカ最高のミステリーに与えられる
エドガー賞最優秀長編賞最終候補。

わたしの父の身体には、
たくさんの銃弾が刻んだ傷跡がある――

全米の書評を絶賛の声で埋めつくした、少女と銃と父と、いまは亡き母の物語。

12歳の少女ルーは、父とともに亡き母の故郷に移り住んだ。それまでは父とふたり、各地を転々としながら暮らしてきたが、娘に真っ当な暮らしをさせようと、父サミュエルは漁師として働くことを決めたのだ。しかし母方の祖母は父娘に会おうとしない。母はなぜ死んだのか。自分が生まれる前、両親はどんなふうに生きてきたのか。父の身体に刻まれた弾傷はどうしてできたのか。真相は彼女が考える以上に重く、その因縁が父娘に忍び寄りつつあった……。

ティーンとしていじめや恋愛を経験して成長してゆくルーの物語と、サミュエルを撃った弾丸にまつわる過去の断章を交互に語り、緊迫のクライム・サスペンスと雄大なロード・ノヴェル、鮮烈な青春小説と美しい自然の物語を完璧に融合させ、みずみずしい感動を呼ぶ傑作ミステリー。

どんな小説が好みなのかを問わず、心に響くものがここには必ずある。(ニューズウィーク)

恋愛小説でありミステリーでもある、感動的な物語の饗宴。(ピープル)

※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

アメリカ北東部マサチューセッツ州ボストン北部の海辺の町に戻った父娘。
定住しようと、妻の郷里に娘を連れて戻った。
初めての定住地で苦闘する娘の姿と父親の身体に残る銃創が物語る過去が交互に語られる。

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2023年06月11日

Posted by ブクログ

アメリカの雄大な自然をバックに描かれる父娘の絆、それぞれの青春。「ザリガニの鳴くところ」に似た雰囲気を纏ったクライム・サスペンスで、交互に語られる父の暗い過去と娘視点の現在、スリリングな展開は読み応え十分。翻訳特有の読みづらさは多少あるけれど、許容範囲内。親子の運命、母の死の真相や如何に。即下巻へ。

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2023年05月24日

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