【感想・ネタバレ】坂下あたると、しじょうの宇宙のレビュー

あらすじ

坂下あたるは、紙上に至上の詩情を書き込める天才高校生。一方、彼に感化されて詩作を始めた佐藤毅は、まったくといっていいほど評価されずに鳴かず飛ばずで、あたるの才能に、密かに嫉妬していた。そんなある日、あたるの文章がネット上で盗作・改ざんされる事件が起こる。2人で「犯人」を突き止めると、それはなんとあたるの作風を模倣したAIだった。本家の面白さを凌駕する模倣作に、あたるはとうとう書くことを止めてしまう……。果たして、毅は親友の危機を救えるのか? 17歳のすべてを「文学」に捧げる青春エンタメ小説。

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Posted by ブクログ

だいぶ昔に読んだので、色々忘れてます。苦笑

坂下あたるは詩を書く。
その詩は素晴らしい。
だけど、彼女からは塩対応。
それでも彼女を愛する坂下あたる。

そんな彼に感化されて、
密かに詩を作る佐藤毅。

二人の高校生に事件が起こる。
坂下あたるの文章がネット上で盗作、改竄される。

坂下あたるは書くことをやめてしまう。

毅はどうするのか。
大切な友人のピンチを救えるのか。

どこか懐かしくて、
読後も良いので、
青春小説読みたい方はぜひ!

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

純文学を読み始めてみようと思い手に取った3冊目。この本はかなりエンタメ性が高いので純文学に分類しても良いのか際どいが、そう紹介されていることもあり、非常に読みやすくておすすめされていたので手に取った。
一口に純文学と言ってもいくつかパターンがあるのだと分かった。いわゆる大衆小説と比較したときの意味としての、ストーリー性ではなく登場人物の心の機微にフォーカスしたもの以外にも、本作のような言語芸術としての純文学もあるのかもしれない。
そういう意味でこの本は、詩を楽しめる方でないとなかなか楽しみ方が分からないかなと思う。私もなるべく詩を読むつもりで、内容を追いすぎず、言葉自体のアートとして読んでみることは試みたが、それでも今ひとつ楽しみきれなかった。
今後詩が読めるようになったら再チャレンジしたい。

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2024年07月03日

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