【感想・ネタバレ】環司先生の謎とき辞典 チカと文字禍とラブレターのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今の世の中は分からないことはなんでも調べられる。辞書の需要は年々減ってきている。だがこの本は新しい辞書の楽しみ方を教えてくれる。この本を読み終わったあとつい辞書を手に取ってみたくなる。

0
2024年01月16日

Posted by ブクログ

知華と先生の会話が面白かった。
そして終盤の展開にえ?となり進む手が止まらなかった。
先生のキャラが好き。漢字にもさらに興味が湧く作品だと思う。
2弾あったら嬉しい。

0
2023年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

佐々木や田中などの見慣れた名字が出てくるのに、凄い漢字が充てられているので登場するたびに驚くという。
それでいて先生は名字呼びしないので、凄い漢字の名字と下の名前も覚えなきゃなので、キャラ把握がちょっと大変だった。
固有名詞がこてこてなんよ。

漢字の声が聞こえて漢和辞典の目的のページを一発で開ける特殊能力(?)もちの現国教師と過去のトラウマからSNS嫌いの女子高生が校内や自分に降りかかった謎を解決していく学園ミステリもの。
先生と女子高生チカの距離が最初から割と近いので(二人きりで過ごすことが多い)条例的に大丈夫なのかと心配になったが、なるほどなるほど。
特に先生がチカの方に寄りがちだったのは理由があったのだと、後半の展開を見て納得した次第。
でも、やっぱり距離感大丈夫かなとは思ったけれども。
ジュブナイル寄りなレーベルで先生と生徒の距離感をつっこむのは野暮かなあ。

といいつつ、謎解きは結構しっかりしていた印象。
二段構えだったり、ちょっとしたことが伏線になっていたり、チカのSNS嫌いが裏目に出る展開もあったり、ミステリとして面白かった。
また漢字に込められた意味なども興味深かったし、勉強にもなった。
変人認定はされるだろうけど、そういう漢字マニアな部分を授業に活かせたら、楽しい授業になりそうなんだけどなあ。

キャラ設定はライトノベルといった感じ。
先生は先述通り、どうもチカとの距離感ばぐっていたり、反応が子供っぽいところもあるけれども、後で明かされる件でなるほどと思えたり。
チカも過去の件は、そりゃ交流苦手にもなるよなと納得。
このあたりのすれ違いも作中できちんとフォローされるのですっきり。

一方ですっきりできないのが、某キャラの件。
それなりの悪意があって、しかも何度もやらかしているのに受け入れちゃったチカの器の大きさに関心しつつも、お咎めはないんかいとも思った。
虐めの件も絡むから難しいのかもしれないけれども、真実をあぶりだしておいてからの展開にはちょっとぽかんとしてしまった。
やっぱり、チカの器が大きいのだな。
それに対して自分の器の小ささよ……わたしなら、そのキャラの手を絶対取れない。

0
2023年05月27日

「小説」ランキング