【感想・ネタバレ】ヴィンテージ・ピアニストの魅力のレビュー

あらすじ

“亡き吉田秀和氏がホロヴィッツを「ひびのはいった骨董品」と評したのは有名な話だが、ひびが入るどころかバリバリの新品の完成度に「骨董品」の味わいを加えた弾き手がたくさんいることに驚かされる。
なぜ彼らは、体力・記憶力の衰えにもめげず、演奏活動を継続させることができたのか。内外の長寿ピアニスト40人を紹介しつつ、息の長い活動の秘訣をさぐってみよう。(序文より)”

アルド・チッコリーニ、イェルク・デムス、パウル・バドゥラ=スコダ、イングリット・フジコ・ヘミング、マリア・ジョアン・ピレシュ、アレクセイ・リュビモフ、ダニエル・バレンボイム、マルタ・アルゲリッチ、ラドゥ・ルプー、ヴァレリー・アファナシエフ、高橋悠治、高橋アキ、室井摩耶子、舘野泉、そして著者・青柳いづみこ自身……

長いキャリアを経てなお矍鑠として活躍をつづけ、わたしたちに味わい深い音楽を届けてくれる「ヴィンテージ・ピアニスト」たち。
自身ピアニストとして第一線で活躍する著者ならではの洞察と柔らかな感性で、彼らの芸術の源泉に肉迫する。

音楽情報誌『音遊人(みゅーじん)』の人気連載、待望の単行本化!

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Posted by ブクログ

ヴィンテージピアノの話かと思ったら、ヴィンテージピアニストの話。大半が1945年以前に生まれたピアニスト、70歳を過ぎてなお公演を行う、レジェンド40人の、2020年前後の演奏の記録が多い。

ピアニストの経歴から最新の演奏の感想まで、多彩な筆致でその違いを描き出しているのは、ピアニスト兼文筆家ならではか。
コンクールのたびに天才が現れるが、そこからさらに生涯をかけ活躍するピアニストはそれほど多くない。そして、そんな大家でも東京公演と言っても思ったより小さなホールでの公演だったりしたことに驚いた。
出版から更に数年が経ち、その後、引退した人も鬼籍に入った人もいる。今のうちに少しでも足を運んでみたいと思った。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

安心の青柳印、ではあるんだけど、ちょっと引っ掛かる文章があった。

『語りは柳家花緑。名咄家五代目柳家小さんの孫にあたる。』

「名咄家」?
名脇役はいても、名主役はいないだろう。

まぁ、なにがしか、小さん師匠に対するネガティヴな評価があるのかもしらんな、と思うところ。

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2022年10月15日

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