【感想・ネタバレ】サハリンへの旅のレビュー

あらすじ

自己形成の原点――サハリンへの2週間の“帰郷”の実現。祖母、義姉、親族、同胞達との交歓。言葉なき言葉――“陸封”34年を隔て異郷の地に再会した離散一族、民族の“それぞれの立場”を抱擁し、アイデンティティ同一性を真摯に追求しつづける李恢成積年の願望――パルチャ(運命)の旅!

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Posted by ブクログ

本作で描かれた「1981年頃の様子」から相当に年月を経ている…その「1981年頃の様子」がよく伝わるという意味でも、貴重な一冊であると思った…が、それ以上に「迫ってくる」ような作者の「眼前の様子と、胸中の想い」というものが貴重である…

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2013年05月18日

Posted by ブクログ

こうした本を読むと、申し訳なくて辛くて途中でやめてしまうことも多いけれど、この本は違う。とにかく文章が魅力的で、気付くとぐっと前のめりになって読み通してしまっている自分がいた。故郷とは遠くにあるほど、思うものになってしまう。その思い方を、理解しなくてはならない。

1
2011年11月23日

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