【感想・ネタバレ】蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2013年09月05日

あまりにもつるつると完成されていて。少し怖気づくも、ユーモアにすくわれる。しかし、そのユーモアの冷えびえとしていることよ。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2012年03月05日

「おじさま」と三年子の赤い金魚との会話によって構成されている短編、「蜜のあわれ」が特に好き。
「おじさま」と金魚屋さんにとっては小さな可愛い金魚、他の人にとっては人間のはずなのに、どこからが金魚でどこからが人間なのかわからなくなる。
金魚である方が官能的で美しい気すらする。

その他の短編も秀逸。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年05月28日

友人より借りました。

 小説。私小説風。文章は古いタイプ。
「蜜のあわれ」は七十歳ぐらいの老小説家と、若いぴちぴちの女の子の姿になる金魚との対話風小説。
 なんとなく、劇調。(地の文がないから、台詞で説明するせい)
 金魚(出目金・赤・三年子)との会話が妙に艶かしい。小説家には金魚にしか見えないら...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2011年01月03日

犀星がいろんな作品で語るものが全部集約されたかのような「蜜のあわれ」金魚のラストが切ない。レビューで語りきれないくらい好きだ。いろんなひとに読んでみてほしい。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2010年12月01日

この中では1番蜜のあわれがすきです。可愛いらしい金魚ちゃんとたまに変態臭いところもありますが優しい上山さんの会話にすごくときめき、癒されました…こんなおじいちゃんと孫のような歳の離れた関係…大好きです

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2010年08月05日

まだこんなちんぴらなのに気が強くてわがままでこまっしゃくれて美しい女、またあるときは三歳の赤い金魚。
小説書きのおじさまは、飼ってる金魚の画を、ちょっと描いた。小さな文章もつけて。
瞳は大きく、お腹はデブちゃんな、出目金。燃えるような朱い色をしている。
のめのめしたあぶら、や、すぼっとしたお臀。おじ...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2010年05月31日

コケティッシュな金魚とおじさまの「蜜のあわれ」。でも時々その綺麗な尾鰭をひらめかせるように「生き物」の力強さ、貪欲さを垣間見せる描写が好きだった。「子作りしてくる!」ってやる気と健康的な色気を漲らせる金魚に思わずはっとした。
先日「火の魚」がドラマ化されていたので久し振りに読み返したのだけど、やっぱ...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2011年07月19日

カヴァーに「生涯最高の活動期ともいうべき晩年の名作五篇を収録。」とありますが、ほんとうに犀星晩年作品は素晴らしい。『密のあわれ』が好きな方は多いことだろう。こんなふうに自分のことを「あたい」と呼び、「おじさま」と語りかける、なんとも魅力的な少女。朱い金魚(出目金)を思い浮かべながら読むと、尚更。ガン...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2009年10月07日

ダ・ヴィンチで山崎ナオコーラが紹介していて読みたかったんだ!!
おじいちゃんと金魚の会話がたまらなくキュート。金魚ちゃんの丁寧な言葉遣いが、お上品な中に小憎らしい生意気加減をみせてて可愛いったらない。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年09月29日

室生犀星の短編集。収録されている「蜜のあはれ」「火の魚」は数年前にNHKで映像化されている作品。
「蜜のあはれ」は金魚が主人公の作品ですが、読者の想像力で如何様にも楽しめる作品。「われはうたえどもやぶれかぶれ」は入院日記のようなものですが、作者のなげやり的な感じに笑える場面もあり、面白いです。
大胆...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2017年04月11日

老年の小説家“おじさま”と可愛らしい“金魚”との全篇対話形式で展開する短編『蜜のあわれ』が読みたくて。

金魚の一挙一動がとにかく可愛いです。
子供のようなあどけない口調に反して立ち振る舞いは艶っぽく、何気ない会話や仕草が妙に官能的、喜怒哀楽の豊かさはこちらも愉快な気持ちになり、こんな可愛らしい女の...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2016年05月24日

4月17日、日曜日のFM「メロディアスライブラリー」で小川洋子さんが「蜜のあわれ」を紹介されているのを聴き、その日の午後、近くの本屋で入手。
室生犀星を読むのは初めて。

当然、「蜜のあわれ」から読む。
金魚が少女の姿で老作家の元に訪ねてくる。地の文がなく、会話だけで続く奇妙な物語。この金魚の娘がや...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2016年05月03日

 「蜜のあわれ」が映画化されていて、女優の姿を読み終わったあとに観たのだが、ほんとそのまんま、イメージ通りで笑った。「陶古の女人」はなんか最後のほうに、誰でも平等に愛しますみたいな男がでてきて、古陶と女人がだんだんと混ざっていく感じが良い。「火の魚」は、魚拓をとる女の、渾身の出来上がり具合までに持っ...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2015年11月03日

友達に勧められよんだ。「蜜のあわれ」会話のみの構成は斬新で言葉えらびやテンポがよい。ちんぴら赤子かわいい。二階堂ふみと大杉漣ははまり役!

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2013年06月20日

この金魚との会話、楽しんで書いたんだろうな、と想像してみる。

“あたい”の口調のテンポのよさに紛れてしまいそうだけれど、会ってもらえない幽霊の手首についた、腕時計をねじり取られた傷跡とか、身につけたハンドバッグの錆びついた留め金なんていう描写を目にすると、冷え冷えしたものを感じる。以前読んだ犀星の...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2015年05月20日

「密のあわれ」のみ、院生の頃日本幻想文学集成で読んでたのですが、やっと残りを読みました。ので、感想編集。
きんぎょちゃんかわいいです。オジサンと女の子の組み合わせっていいよね。「火の魚」とかも読むと、作者にとって金魚はほんとに女性を象徴するものやったのか、と思ったけど後から「陶古の女人」読んで、なん...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2012年04月22日

赤い金魚が人間の女の子となって、老齢の男性と交流する話…
と聞いて、読んでみたい!と思い室生犀星初挑戦。

表題作はじめ全5篇の物語なのだけれども、
特に「蜜のあわれ」は期待を上回る作品。
室生犀星の理想の“女ひと”像の結晶ということらしいのだが、
全篇対話形式で描かれる二人(?)のやりとり及び関係...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2011年10月22日

いやあ……オッサンおいこらwwwと云いたくなる内容から、あ、やっぱセンスいいよなあ、という表現まで、幅広い楽しみ方ができてなかなか。どんだけ女好きなんすか室生先生。鏡花センセは強く気高い女性が大好きですが、犀星センセはキレのいい小悪魔な若い女が好きみたいですね(笑)

短篇に一作だけ入っていた詩もよ...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2011年09月11日

「蜜のあわれ」が艶っぽくて素敵。金魚のはすっぱな感じが可愛らしい。
にしても犀星先生、女の人好きねー!(笑)

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2011年08月24日

犀星の綴る言葉はやはりどことなく、
金沢の町の匂いがする気がする。
「われはうたえども やぶれかぶれ」は
淡々としているのがかえって痛みを強くする。

「お夕方っていうのは、誰でもだまっていたい時間なのよ。」
っていう言葉になんだかときめいた。

このレビューは参考になりましたか?