あらすじ
これは２匹のライオンの物語。「好き」って気持ちからはどうしても逃げられなかった――。小さい頃に結婚の約束をした幼馴染みの礼央と獅子丸。しかし、男の子同士は"いけないこと"と教わり、その気持ちに蓋をしたまま時は流れて、あれから10年――。高校生になった２人は別々の学校に通っているけど、帰り道はいつも待ち合わせ。ともに過ごすその時間が１日の中で一番の幸せだった。でもそんなある日、女子と歩く礼央を偶然見かけてしまった獅子丸。ずっと見ないように蓋をしてきた気持ちが騒めきだして……。
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匿名
ストーリーも絵もとてもいいです。
途中切なさで一杯になって辛いけどハピエンです。
自分の気持ちに蓋をして、気付かないように考えないようにして、でも本当はもうわかっていて、それがもう切ない。
いけないこと、と刷り込んだ親も腹立たしいし、勝手なことぬかす女子も憎らしいし、何より自分の気持ちから逃げてレオを置き去りにしたヘタレな獅子丸はどついてやりたい。
置き去りにされ泣きながら帰るレオの後ろ姿があまりにも可哀想で可哀想で。
レオは強い、悲しみ悩み苦しんだだろうに、強かった。
ゆかりんもありがとう！いい友達だ！
ふぬけになった獅子丸を奮い起たせてくれた。
レオの先生も大人だった。
雨降って地固まる、これからは強く、きっと何があっても大丈夫だろうな。
切なかった
幼なじみで、お互いがとても大切で、想いも伝えあったのに。周りの声が突き刺さる。傷つきたくないし、傷ついてほしくない。自分の事と相手の事と考えて考えて、逃げて。
誰も悪くないし、何も悪くない。若いから仕方ない。間違えたと思ったらやり直せばいい。
二人の出した結論を今は全力で応援したいと思う。
凄く良かった。
二人とも可愛かった。
途中凄く泣けました。
れおが見つかって良かった。
その後の二人が見たいです。
作者さんの書く子供はめっちゃ可愛いです。
お兄さんの子供さんもちょっとしか登場してなかったけど可愛いかった。
匿名
賞賛以外の言葉がない
三田織先生、大好きです。山田と少年でハマり、ほぼ全作品読みましたが、こちらは出遅れていました。
良い言葉を書きたいのですが、中々うまく書けません。
とにかく素晴らしい、ただの幼なじみの恋愛じゃなくて現実を描いていて、もちろんフィクションの世界だから優しい世界で終わるのも好きです、でもちゃんとリアルな描写があって、着地点も綺麗事だけじゃない終わり方というか。あとがきにも書かれていた、二人が悪いわけじゃないって言うのが本当に共感しかなかったです。
レオの先生の言葉にもあった、社会のせいって言うのも考えさせられます。 三田織先生の他の作品もそうですが、また何度も読み返したい作品の一つになりました。
匿名
あたたかいです。
2人の清くて切ない気持ちがよく伝われました。
ハッピーエンドでもっとありがたいお話でした。
お二人がずっと幸せにいられますように🙏🏻
Posted by ブクログ
ほんわかして暖かい素敵な作品でした。
展開を追うごとに自然と涙が出ました。幼なじみで仲良し、思春期だから周りの意見や目が気になっちゃうのは当たり前だろうしそんな状況や心情がリアルに描かれていました。 同性愛という面でなくても誰もが一度は経験したであろう気持ちに共感したし、繊細な部分がとっても刺さりました。本人が変わっても周りは簡単には変わらないというのは事実でもあるし、感慨深いですよね……
Posted by ブクログ
久々の号泣！
連載追ってたから、知ってたけど、それでも切なくて涙が止まらなかった…怖くて逃げた獅子丸の気持ちも分かる。責められない…だって高校生だもん！
それなのに、自分がじゃなくてしーちゃんが傷つくのを怖がってる礼央に、もう胸が痛くて堪らなかった
分厚い一冊に２匹のライオンの優しさが詰まった感動の一冊でした。
匿名
300ページ以上あるのに、え、終わり？？ってなった。
キス止まりで物足りないのもあるけど、進路どうなったのか、親には話したのか、先生の恋人はどうなったのか、気になる所があり過ぎる。
「男を好きになったらいけない」「気持ち悪い」シシマルが逃げ出したくなる気持ちも分かる。だからゆかりんの言葉が辛すぎた。加害者は言い過ぎだ。
続編出て欲しい!!
Posted by ブクログ
厚めのまるまる表題。幼なじみ。
世間体や周りの目が気になって受けから逃げてしまう攻め。受けの仕返し？にもちゃんとダメージ受けてていい。攻めを追いやった同級生の女の子たちのような人クラスに絶対いたなぁ…
レオ君強い。思いを貫き、人目を気にしない。
でも、、今の日本なら、しーちゃんの行動も責められない。
まだ偏見じゃあるし、奇異の目で見られる事も有る。
2人の成長した姿も見たい。
Posted by ブクログ
少女マンガを思わせるような
線の細い、ちょっとノスタルジックな絵柄。
発行が2023年5月と、思ったよりも最近なのが以外だった。
でも、このピュアっピュアなストーリーに
良く合っている絵柄だと思う。
幼なじみ青春もの。
一度は両想いになって付き合うが、
周囲の目を気にするあまり怖気づき、
礼央(受)の手を離してしまった獅子丸（攻）。
自分から離れたくせに、自暴自棄の生活を送るようになった獅子丸は、改めて礼央の存在の大きさに気づき、勇気を出して礼央と再会し･･･という ピュアで心が洗われる王道ハピエン。
印象に残ったのが、礼央のアーティストとしての師匠や、女友達のゆかりんのこと。
師匠もゆかりんも同性の恋人がおり、礼央と獅子丸は、この二人の喝や励ましのお陰でやり直せたようなもの。
同じ立場の先輩の言葉は、やっぱり響くなぁ･･･
礼央&獅子丸、師匠、ゆかりん、それぞれの数年後のラブラブな様子が見てみたいなぁ。
