あらすじ
▪▪ありきたりの面接では「人材(TALENT)」は見いだせない。▪▪
「いい人が採用できない」
「いい人材が見つからない」
「会社を変えるような人材に出会いたい」
「人材(TALENT)」という言葉は、組織や立場によって、めくるめくその意味が変わっていく。
本書『TALENT——「人材」を見極める科学的なアプローチ』では、今まで語られることのなかった多彩な観点によって「TALENT」が紐解かれていく。時に著者の想像力と経験値に基づき、時に心理学のビッグファイブ理論をベースに、時にジェンダーや障がいという観点から語られる。「TALENT」が必要なのは、もはや芸能やスポーツだけではなく、組織におけるマネジメントの大きな課題となっている。
1 なぜ「人材(TALENT)」が重要なのか2 面接と質問の方法
3 オンラインで相手とエンゲージメントする方法
4 「人材(TALENT)」に知能(IQ)は必要か?
5 「人材(TALENT)」におけるパーソナリティとは? 第Ⅰ部:基本的特性について
6 「人材(TALENT)」におけるパーソナリティとは? 第Ⅱ部:より風変わりなコンセプトについて
7 障がいと才能
8 なぜ才能ある女性やマイノリティはいまだに過小評価されているのか
9 「人材(TALENT)」探しとスカウト活用術—ファッション、スポーツ、ゲーム業界
10 「人材(TALENT)」を説得し、招き入れる方法
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Posted by ブクログ
珍しく外国の方が著者のビジネス書読んでみたが学びが多かった!
人材探しにおいて 優れた候補者とは大成功の経験がある人ではなく、誰よりも努力しトップに立とうと決意している人である。
“スポーツ選手と同じで継続的に何かに対して努力しているか?”
特殊な人材(クリエイティブなひらめきを持った人、いかなる文脈においてと新しいアイデアを生み出したり、新しい組織をつくったり、既知の製品を生産する新しい方法を開発したり、知的活動や事前活動を主導したり、その人存在自体やリーダーシップ、カリスマ性で他の人にインスピレーションを与えたりできる人のこと)は人の目に留まりにくい。
情熱よりもGRIT(度胸と復元力、自発性と執念から構成される能力、やり抜く力)が重要
知能の高さよりも、意欲、自発性、好奇心、倫理観が重要
人材が才能を発揮できるかは、環境、風潮、競争意識である。
集団がいる場所に住んでみる、イベントに参加する、本を読むことが向上心を高める上で効果的。
ジゼルブンチェンはサンパウロのショッピングセンターでスカウトされたことを知った。スカウトマンの才能は凄い。
男女による性質の差や人種による差などにも触れられていた。世界的にみても女性のほうが自信を持っていない人が多い。