あらすじ
海殊の穏やかな高校生活は、同じ高校の美少女・琴葉との出会いで一変する。なんの接点もなかった琴葉が、ひょんなことから海殊の家で居候をすることに。同居生活の中で心を通わせ、次第に惹かれ合う2人だが、琴葉には「秘密」があった。ある日を境に、周りの人間から琴葉の記憶が失われ、さらに琴葉の存在そのものすら消え去っていき……。「私のこと、もう忘れていいよ」真実を知った海殊は、それでも彼女と生きることを決意するが――。精一杯“今”を生きる2人の姿に涙する、第7回スターツ文庫大賞大賞受賞作。
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Posted by ブクログ
海殊と琴葉の一夏の恋を堪能させて頂きました。明日でこの幸せな時間が終わってしまうかもしれない。今日目が覚めたら、皆に忘れられているかもしれない。そんな不安と孤独を抱えながらも、必死に生きる琴葉の健気な姿に心打たれました。最後は切なく別れて終わってしまうのかと思いましたが、ハッピーエンドで良かったです。同棲生活をして、デートをして、二人が燃えるような恋をしたからこそ、笑い合える未来を手繰り寄せられたのかなと思いました。素敵な青春恋愛小説でした。
Posted by ブクログ
海殊(みこと)と琴葉の出逢い。
琴葉が海殊の家に居候。
琴葉の秘密。
ときめきと愛おしいと切なさと。
これらが共存していて、言葉では言い表せない不思議な感情に包まれました。
自分の青春時代を、ほんの少しだけ思い出したりしました。