【感想・ネタバレ】死刑すべからく廃すべしのレビュー

あらすじ

明治の教誨師が書いた死刑囚の記録、そこには死刑に抗する文言が綴られていた。死刑存否が注目を集めるいま必読のノンフィクション!

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Posted by ブクログ

貴重なお話だ。教誨師の遺した記録を掘り起こしたもの。法律もきちんと整っていなかった時代、冤罪も多くあっただろう時代に、死刑囚に向き合った宗教家がいた。国家による、いわば理不尽な死を、なるべく受け入れて、心穏やかに最後を迎えられるようにと、心を尽くしてくれたことは救いだ。読み続けるのは辛くて、離脱。教育も受けられず、底辺生活しかできなかった者が、無知ゆえに死刑判決を受けるというのは、読むに耐えない。大逆事件もまた、世紀の冤罪事件として、心に残った。

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2023年11月05日

Posted by ブクログ

「教誨すれば反省し悔悟し生き直す機会があるはずだ」と加害者に寄り添う田中。中でも「色情による犯罪は教誨すれば必ず改心者となるから死刑は不要」という自信と信念。死刑不用の視点で書かれているから仕方ないが、被害者の視点がまったくないのは疑問。大逆事件の死刑囚に口を閉ざすのも?

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2023年09月12日

Posted by ブクログ

死刑囚への教誨師として明治時代に
114人の死刑囚の記録を残した田中一雄
どのような人間にも心改まることは可能なので
死刑は人道的に反対
ましてや絞首刑なんて
内容はいいけど
文章が読みにくい

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2023年07月07日

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