【感想・ネタバレ】窓際OL トホホな朝ウフフの夜のレビュー

斎藤由香

[ブクログ · ★★★★★]

お父様は、北杜夫さん、おじさまは斎藤茂太さん、おじい様はかの斎藤茂吉さん・・・。昔、お父様の本（どくとるマンボウシリーズ）はずいぶんと読みました。
大学卒業後、サントリーに入社してン十年・・・平社員のまま「窓際ＯＬ」としてエッセイを週刊誌に連載。これは、その連載をまとめたシリーズの文庫版。スルっと読めて、かなり笑えました。よもやあの作家、北杜夫さんがそううつ病でご家族がこんなに大変な思いをし、明治生まれのおばあちゃまがかなりの豪傑で・・・おまけに「ごきげんよう」とご挨拶するようなお家で育った由香さんは「精力剤マカ」を売っている・・・。とにかく、シリーズで読むことをお勧めします。

[ブクログ · ★★★★☆]

なんで私が・・・という自虐ネタに終始していて、明るく楽しい。
人物が特定される（関係者ならぜったわかる）ところは、本当に大丈夫か、と心配になるくらい。
前半と後半で内容が違っている。後半は軽井沢で過ごす昔のお話。前半のほうがたのしい。

[ブクログ · ★★★★☆]

本屋で見つけて、なんとなく気になって買った。世の中、いろんな職業があるなぁとか、いろんな家庭環境で育った人がいるんだなぁと思いました。
自分の視野とか、世界の狭さにチョット愕然。うーん、世界を広げなきゃ…。
内容は面白かったが、書き方が自由すぎたがために、5点ではなく4点にさせち頂いた。

[ブクログ · ★★★★☆]

面白いです♪
こんなお祭り騒ぎの会社、最高ですよ～。

なんせ乗りで全てやってしまう♪
彼女の語り口もまた面白く、とる人によっては、大変なことが起きていたり、え？って思うこともそのまま受け止めて、楽しんでしまう★

後半は、ご家族のお話になって、まじめに家族を観察して書いていて、

それはそれで、冷静に家族を見つめ、パワフルなエネルギーのなかで生きてきていて、何が起きても平気！って思えます。

サラリーマンは、９９％我慢料、１％楽しめばいい～～～♪

面白かったです。

[ブクログ · ★★★★☆]

文章の上手さは’血だな’と思った。
会社の上司や仕事の事をこれだけ書いてもいいんだな。
会社の懐の深さを感じた。

[ブクログ · ★★★★☆]

新刊コーナーで「窓際OL 人事考課でガケっぷち」が面白そうだったので、
まずは初めから読んでみよかなっということで買ってみました。
北杜夫さんの娘さんなんですね。買ってみてから気づきました。
とても面白く読めました。
社長が「ワッハッハッハ」と笑うくだりが大好きです。
読んでると、会社勤めが楽しく思えるようになります。

[ブクログ · ★★★★☆]

エッセイですが、下ネタ炸裂でだいぶ面白かったです。
私も上司や会社が怖くなったらこれくらい書けそうなねたは色々もってるんですがねぇ。。。
そこを書けるかというよりやっぱり登場人物を知らない人が読んでも面白おかしく書けるというのがやっぱり文豪の血のなせる業なのでしょうかねえ。
斉藤由香さんは、斉藤茂吉のお孫さんで、ドクトルマンボーの娘さんなんだそうです。すげぇ

[ブクログ · ★★★★☆]

作者は特に何のとりえもない窓際ＯＬで
のほほんと毎日を送っていましたが
精力剤のマカを担当する事になってさぁ大変という楽しいお話。

ぼーっとしてそうな方なのに周りは女性を謳歌！
という感じの方が多く、読むだけで楽しそう。
あの文豪がこんな性生活!?という発見も面白いです。
こういう話はちょっと…という方はやめた方がいいかも…
猥談、ではないですが、下ネタという感じなので笑

北杜夫さんは家庭でこんな感じだったのか…
名前しか知らなかった私にとっては衝撃。

半分は北杜夫さんの話のようなものなので、
ファンならぜひ！

[ブクログ · ★★★★☆]

現職や家族について、ここまで赤裸々に書けるヒトは珍しいかもしれません。覗き見な感じが面白かったです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

斎藤茂吉を祖父に持ち北杜夫を父に持つ文壇のサラブレッドは、しかし、なぜかサントリー株式会社で勃起不全サプリのマカを売り歩く。

それなりに文才はあるし、文壇の様々な人間模様を幼少の目で見てきたという経験もあるし、ちゃんとした文章を書かせればそれなりに読ませるにもかかわらず、「若い女性がエロい話をすればウケる」という編集者の意向なのであろう、くだらんエロ話が多くて辟易する。単に「女性」を売りものにするだけの、こういう狙ったエロは、ぜんぜんエロくないんだよなぁ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

サ○トリーっていい会社だなーってのと、北氏のまんぼうシリーズで、躁鬱病はある意味ネタだと思ってたのに、想像してたよりかなり激しかったことにビックリ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

自称窓際さんによる、会社の話、自社製品の話、親の話。
『はじめに』の内容が自社製品の事だったので
最初から最後までその話で終わるのかと思ったのですが
色々入っておりました。
ゲスト（？）出演・阿川佐和子さんｗ

会社の話は面白かったのですが、家族の話となると
笑えない…というか、切実に困る話、です。
前半と後半のギャップに驚きです。
逆だったら…よかったかも、と思うのは駄目でしょうか？

[ブクログ · ★★★☆☆]

北杜夫の娘の本。
サントリーという会社のおもしろさ＋北杜夫のはちゃめちゃぶり＋この世代OLの生態がごちゃごちゃと書き記されているエッセイ。
エッセイとしてはおもしろいが、今の自分の状態を考えると同じ仕事人としてあまりにかけ離れていて笑って読めない切なさもある。

[ブクログ · ★★★☆☆]

精力増進剤マカを売りまくる「窓際」ＯＬさんのエッセイ本。お父さんは北杜夫さん。作家の家族って大変なんですね…前半は笑えてたけど、お話がお父さんの躁鬱病の話とか家族の話に及んでくるにつれ、ちょっとしんみりモードに…

[ブクログ · ★★★☆☆]

祖父は茂吉・北杜夫の娘が書いたエッセイ。「親の七光りのお陰」と自らが書くとおり、血縁の家族の日常が知りたいと思う気持ちが半分で読んだ。
それにしてもサントリーの太っ腹さはどうだ。開高健なんかもそうだったような。
明るいキャラクターに好感が持てる。



作成日時 2007年01月17日 20:43

[ブクログ · ★★★☆☆]

職場に関するはちゃめちゃなエッセイ。
一般的な会社なら、本当にクビになってしまうだろう。それを恐れず書いてしまう著者と、受け入れて面白がる会社も肝が据わっていて面白い。サントリー、こんな会社だったなんて。
自らを「窓際」「頭が悪い」などと書いているけれど、読んでみれば、実際には知性や繊細さ、感受性の豊かさ、しっかりしたお人柄を兼ね備えていることが伝わってくる。男前！な心意気。なにしろプロフィールだって、「特技なし、語学力ゼロ、資格免許は自動車普通免許のみ。」なんて書けるところが潔く、かっこいい。

2007/01/27再読

[ブクログ · ★★★☆☆]

・・・。これ、サントリーの会社らしいけど、本当に？！と疑ってしまいたくなる。こんなに堂々と上司のこととか書けないよなぁー・・。やはり、10年くらいいれば欠けちゃうもんなのかね？？無理ですね。あたしにはこんな生活できん。なんだかんだで、北杜男さんの娘さんだけにセレブです。

[ブクログ · ★★★☆☆]

北杜夫の娘でサントリーの健康食品部勤務のOLという著者による週刊新潮連載のエッセイ。そこはかとなくバブルの残り香が……最初の方は面白かったのですが（EDに効くという「マカ」を巡る作家たちの騒動とか＜実名挙げてメールを公開されてる某ハードボイルド作家の文章の辺り特に笑えます）、大変ゆるい内容に、続けて読むと半分くらいで結構飽きるかも。。。最後の北杜夫一家の思い出の辺りは面白かったけれど。