あらすじ
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新時代を切り拓く,起業家,プレ起業家におくるスタートアップ指南書!
スタートアップを成功させるためには何が必要なのか?
何をすべきで,何に気をつけるべきなのか?
本書は,日々多くの起業家と接するベンチャーキャピタルの視点から,これらの問いに答えるべく書かれたスタートアップの指南書です。リアルな実践例として,上場・未上場の起業家のエピソードを軸にしながら,スタートアップに出資・支援する立場からの客観的な観点を織り交ぜて考察していきます。
章構成は大きく,3つに分かれています。
(前編)課題の発見/仮説の検証/資金調達
(中編)マーケティングと集客/起業の原体験とビジョン/採用と組織づくり
(後編)事業成長の機会とリスク/IPOを実現するために
長く過酷な自転車レースのように,厳しい各ステージを乗り越えゴールを目指すスタートアップ起業。
その全体像を体系的に学べるだけでなく,リアルな起業家のストーリーを追体験することで,自身の起業~成長のイメージをより鮮明に描けるようになる一冊です。
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Posted by ブクログ
スタートアップ――起業の実践論 ~ベンチャーキャピタリストが紐解く 成功の原則
著:伊藤 紀行
スタートアップの主役は起業家および経営陣、さらには各社で働く従業員の皆さんであり、投資家は黒子的な存在にすぎない。本書はリアルな実践例として上場・未上場の起業家の実際のエピソードを軸にしながら、投資家としての客観的な観点を織り交ぜて考察されている。
紹介されているスタートアップの急成長を支えるノウハウは、伝統的な企業でも活用できる箇所がある。世の中が目まぐるしく変化していく昨今では、ほんの数か月の差分が市場を制するリーダーとなれるか、追随する1社で終わるかの明暗をわけてしまうこともある。本書では、起業の実例とともに、大きな成長を比較的短い期間で実現する方法が記されている。
構成は以下の8章から成る。
①課題発見
②仮説検証
③資金調達
④マーケティングと集客
⑤起業の原体験とビジョン
⑥採用と組織づくり
⑦事業成長の機会とリスク
⑧IPOを実現するために
スタートアップに携わる方々の苦労は、1冊の本で全てがわかるわけではない。しかし、本書からは色々な立場の方の苦悩や喜びや生々しい息遣いまでが聞こえてくるような、そんな1頁ごとに生温かさまでも感じる作品である。
理論だけではなく、起業家と支援者の方々の実践されてきた経験から組み立てられており、疑似体験以上の学びが体系的に展開されている。
スタートアップを一概にまとめて語ることは難しい。しかし、実際とのギャップや矛盾点を感じずに学べる本書は、私のようなスタートアップ村に足を踏み入れた初心者にとって、これほど有難いものはない。
理論と実践の結晶の本書を脇に携える気持ちで自身の今後の経験をさらに積み上げて、自身をレベルアップさせ、お客様への貢献を続けていきたい。
Posted by ブクログ
課題の設定=困りごと、不満、必要なサービス。海外の事例研究=幸運の女神には前髪しかない。
資金調達、株式調達と融資の使い分け、エンジェル投資家、VC、CVC、など。
マーケッティングと集客
ビジョンの強さ、ビジョンだけではなく少し先の未来まで鮮明に描く。
採用と組織づくり、採用力がない会社が人材を見極めようとはしないこと
成長の機会をとらえる
IPOの実現
上場後にM&Aで成長を加速
ファッションサブスク、弁護士ドットコム、カバー株式会社(ヴァーチャルユーチューバーのプロダクション)、北の達人コーポレーション、株式会社ヤプリ(ノーコードのスマホアアプリ)、BABYJIB(おむつのサブスク)、新興国向け金融サービス、マネーフォワード