あらすじ
「くだらなくて、愛しい日常。
楽しいことばかりではないけど、それでも服は着る。
今回は華やかな服ではなく、まるで毛玉ができるような、
ささやかな日常の服を入り口に、22篇のエピソードを書きました。
ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。」――浜島直子
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
モデルさんの片手間エッセイかと思いきや、感受性、文章力ともに素晴らしい!はまじがますます好きになった。
とくに最後の「けだま」が好きだ。自身を冷静にみつめ、さらけ出し、両親、義両親を改めて尊敬し・・・、読みながら涙がこぼれた。
Posted by ブクログ
おもしろかった。
キレイなモデルさんなのに、こんな飾り気のない庶民的な暮らしをしていて、しかもそれをこんなに開けっぴろげに書いちゃうことに親しみを覚えた。
はまじさんでもわたしと同じように「おしゃれになりたい」なんて思うし、雑誌やおしゃれな人の真似しちゃうことがあるんだな。
何より、服が本当に好きなことが伝わってきた。
わたしも子どもの頃からずっと服が好きで、最近まではたくさん服を持っていて。これからはお気に入りだけを少し持つことに決めているんだけど、そういう人のこともはまじさんはおしゃれだと言ってくれていて。
「数を持っていること=本当の服好き」ではないと認めてくれたような気がして、うれしかった。
わたしはこれからも服を好きでい続けよう。
Posted by ブクログ
日常のなかのささやかな幸せ、小さいけれど残る傷、色んな感情がすごく豊かに描かれている。その表現がさすがだなぁと改めて尊敬。そして全編を通してファッションへの愛情で溢れています。
Posted by ブクログ
ー衣服がその当時のことを思い出させるー
私にはない感覚で、事細かに書いてあるエピソードに単純にすごいと思った。最終章の「けだま」を読んで、誰にでも表と裏、陽と陰があること、著者の趣旨とは違うかもしれないが、裏や陰の部分があるからこそ、表や陽の部分が光って見えると思った。
Posted by ブクログ
面白いタイトルだなと思ったのと、LEEの愛読者で「はまじ」を知っていて、いいなと思ったので、手に取った。なんと、私の好きなあの「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターだったあの人だったなんて、初めてつながった。
洋服への愛がすごかった。自分の中の憧れや好きに真っ正直に向き合っていて、素敵だなと思った。「能動的に服を楽しむ」だなんて、すごいなと思う。私も真似して試してみたい。
Posted by ブクログ
はまじのエッセイ集。
これまで生活の中でも特に食メインのエッセイはよく読んだものの、衣服がメインの考えの人のエッセイは初めて読んだ気がする。
こうして服に興味を持ったんだなぁとか、持っている額に対して服に費やそうと思う額など、好きな人はこんなふうに考えるんだなあととても興味津々。