【感想・ネタバレ】話を戻そうのレビュー

あらすじ

竹本健治は“奇書”しか書かん。近代化を誇る幕末の佐賀藩を舞台に、からくり儀右衛門・田中久重の孫が冴えわたる機知で不可思議な怪異に挑むが、話は横道に逸れまくり、なかなかストーリーが進まない!? 膨大な情報量で挿し込まれる史実に話は脱線を繰り返し、ついにはストーリーをも凌駕する……。脱線の先に隠された真実とは? 鍋島直正、田中久重、江藤新平、大隈重信などの傑人が活躍する佐賀愛溢れる偏愛歴史ミステリー。

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Posted by ブクログ

しっかり読んで、しっかり記憶すれば、とてつもない知識がつく本。
歴史だけにとどまらず、美術品なども内容が豊富。
著者の佐賀愛・
知識量に驚く作品。
話の流れも斬新。
ただ、話の本筋が途中わからなくなってしまい、話を戻されても、取り残されることがしばしば、、、。

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2024年08月20日

Posted by ブクログ

 ストーリー部分だけをたどると、ほんの僅かである。
 歴史の調べものをしているノートの中に、ちょっとだけ小説が混ざっているような。
 そのお話しも、唸ってしまうような、ファンタジーだし。

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2024年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幕末の佐賀藩。藩邸周辺で起こる不思議な事件をカラクリ好きの少年が次々と解決!
とうまくいけば良いのだが、4話目の犯人は明示されなくてもやもやするし、最終話で少年は殺害される(史実)
文中度々歴史的背景やカラクリの説明で脱線した際に使われる「話を戻そう」を締めくくる最後の一文が効いている。

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2023年05月06日

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