あらすじ
北海道開拓銀行の経営破綻を回避することに成功し、バブル崩壊の引き金となった金融機関3社の連鎖破綻を阻止した瑠奈。
彼女の資産は膨れ上がり、国内市場に多大な影響を与える存在となっていた。
そして、政財界の要人が集まる桂華グループのパーティにてついに乙女ゲーム内の最重要人物・帝亜栄一と出会う。
次々と起こるゲームのキャラクターたちとの邂逅に心を躍らせる瑠奈だったが近付いてくる存在の中には、怪しげな影も潜んでいて――。
「…ああ、だから私は“悪役令嬢”なのか」
現代に舞い降りた悪役令嬢の架空日本再生単譚、危機が迫る第三幕。
感情タグBEST3
む
子供らしく。
白々しい言葉に思えてしまう。
でも、大切な事なのだ。
本当に子供の時にしか、子供らしくは
出来ないのだから。
攻略対象顔見世編
前回までの大仕掛けが一段落して、次の仕掛けまでの息継ぎ編といったところ。
その間に本編重要人物が次々登場してくる顔見世会でもありましたね。
やっぱり、ビジュアルが前面に出てくるコミック版だとキャラクターの記憶への残り具合が違いますね。絵柄もこなれてきて、ますます馴染んできたかと思います。
小説の行間を埋める、コミックならではのちょっとした描写もお気に入りです。基本、デフォルメ画風で経済養護説明などが頭に入りやすくしている工夫もグッドですね。
ここまでで小説1巻の半分程度、まだまだ先は長く、それ故に楽しみが長続きするかと思えるのはいいですね。