【感想・ネタバレ】日本の自然をいただきます――山菜・海藻をさがす旅のレビュー

あらすじ

〈北海道から九州まで〉
古代薫る地を往き、食べた、〝原日本〞の風景と暮らしに迫る異文化食紀行

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蕨(ワラビ)/ 蕗(フキ)
屈(コゴミ)/ 楤の木(タラノキ)
薇(ゼンマイ)/ 蕗の薹(フキノトウ)
栃の実(トチノミ)/ 孟宗竹(モウソウチク)
行者大蒜(ギョウジャニンニク)/ 山葵(ワサビ)
若布(ワカメ)/ 天草(テングサ)
海蘊(モズク)/ 茗荷(ミョウガ)
杉菜(スギナ)/ 銀杏(ギンナン)
二輪草(ニリンソウ)/ 大姥百合(オオウバユリ)……

農耕以前よりこの国で食べられてきた野草や海藻。
「栽培作物」にはない、その滋味あふれる味わいと土地ごとの記憶をたどる旅が、今はじまる。

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日本の豊饒な自然に触れることで、食料を大切にしたいと思えるし、ささやかな料理の楽しみが味わえる。こうした気持ちは栽培食物からはまず得られない。(「はじめに」より)

〈和歌の世界に誘われながら、時空を超えた食の旅へ〉

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Posted by ブクログ

日本人からすると山菜や海藻を食べることは
普通のことであると思えますが、海外の人に
とってはなるほど、そのような「野生」の
食材を日常的に食べることは珍しく見えるら
しいです。

まあ明治時代には日本人も獣を食べる外国人
を見て驚いたらしいから、その逆バージョン
といったところでしょうか。

ワラビやタケノコ、海からはワカメなどを当
たり前に食材として得られるのは、日本の豊
かな自然のおかげなのだと再認識させられる
一冊です。

0
2024年12月29日

Posted by ブクログ

まあ、タイトル通りと言えばその通りなんだが、ちょっと喉の小骨が取れない。

「部外者」の視点だしそれはいいのだが、リスペクトしてるようでしてない。
意識高い系の外国人の、中途半端に日本に親しい感じかなあ。

東京モンの喋ってる大阪弁聞かされるみたいな?

手の入らない自然を残すべきだと言ってんのか。
手の入った、「里山」「里海」を残すべきだと言ってんのか。

北海道も沖縄もましてや東北も植民地じゃねえよ、何言ってんだ。

無責任感丸出しなんで、エッセイとして読み飛ばせばいいんだろうな。
なんか、しっくりせんのや。

0
2023年09月13日

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