【感想・ネタバレ】アマゾンに鉄道を作る 大成建設秘録 電気がないから幸せだった。のレビュー

あらすじ

1985~6年、大成建設6人衆+1名(派遣労働者の筆者)が南米の小国ボリビアのアマゾン流域の僻地に降り立った。災害でずたずたにされたODA鉄道復旧工事。
次々と起こる予想外のトラブル、鉄道を飲みこむ大自然の脅威、週に1度脱線する列車、ラテンの恋愛、労働者の死、労働者たちの反目とストライキ、日本人内、ボリビア人内の分裂、貨幣経済の浸透による変わり行く村、コカインの売人の流入、そして技術者たちの矜持。
文明と文明、男と女、人と人、国と国、企業と企業、被支配と支配の構造――それら様々な利害の衝突を乗り越えて、果たして鉄道工事は完成するのか? そして援助が去ったあとの村は?
筆者は22年後に現場を訪れ驚きの事実を知る。
大規模援助の現場を描いた唯一無二の作品である。

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Posted by ブクログ

黒部ダムや青函トンネルのような難工事のドキュメンタリーかなと思いきや、ほとんど人間関係や現地の文化が描かれている。
エンジニアではなく総務担当のしかも派遣社員の書いたものだから、こういう方向なんだろうね。
本編だけならば平凡な本であるが、作者は付録のODAへの提言が本来の伝えたかったものだったのでは…。

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2023年04月05日

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