あらすじ
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消えゆく昆虫40種を、
300倍に拡大し、1万カット以上を合成して制作された、
超高精細写真図鑑。
昆虫は、私たちにとって最も身近な生き物であると同時に、最も謎に包まれた生き物でもある。
その種類や個体数の多さから絶滅とは無縁のように思えるが、地球上の生物が6回目の大量絶滅を迎えるなか、昆虫たちの命脈も絶たれつつある。
本書は、アメリカ自然史博物館が保有する2000万点の節足動物の標本から、絶滅またはその危機にある40種の昆虫を選び、写真家レヴォン・ビスが撮影した共同企画である。各標本を実物大の300倍に拡大し、肉眼では見えない色や質感、毛、鱗粉といった細部を鮮明に再現した写真を制作した。
本書のすべての昆虫に付された解説は、日本が誇る人気昆虫学者の丸山宗利が翻訳・日本語版監修を務めた。圧倒的なまでに美しく、迫力に満ちた昆虫たちの写真とともに、生態、環境の変化や保全活動の現状、レッドリストなど、問題点や取り組みがわかりやすくまとめられている。
「ただの標本写真ではない。
昆虫たちの悲しみを代弁するような、気迫のこもった写真ばかりだ」
――丸山宗利
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Posted by ブクログ
もの言わぬ昆虫たちの悲しみ、人間への怒りを感じながらページを夢中でめくり続けた。
あと10数年で地球の昆虫の4割が絶滅するという。
本当にそうだと思う。自分がたまに行く川、山でもここ数年だけでも昆虫がめちゃくちゃ減っていると感じる。
この本に登場する昆虫たちの、人間にはとても出せない自然が作り上げた造形美、機能美に驚き、感動した人は何を思うのか。
そろそろ本気でこの子たちの為に自分が何をできるのか、考えて、できることは行動に移したい。
Posted by ブクログ
でかい紙で高画質の昆虫を見れることにとても興奮した。色鮮やかな色彩、細部の毛や目のぶつぶつまで見ることが出来る。近年動物愛護や絶滅危惧種の動物の保護などが世界中で広がっているがなかなか小さい昆虫の絶滅や保護までは考えたことがあまりなく新鮮だったしかし昆虫は食物連鎖の下に位置しているため、それが大量絶滅などで数を減らしてしまうと人間や周囲の環境まで大きく替えてしまう危険性があるのだと思った。更に小さくて種類も多いため、保護の難しさ、環境の変化への適応の難しさなどがあるなと感じた。主な絶滅危惧の原因は地球温暖化や人間による人為的な環境の変化、殺虫剤など人間による環境破壊が大きな理由であるそうだ。絶滅による新たな生物の進化が起こる過去5回の大量絶滅とは違う人為的な絶滅を少しでも減らすためにどう考えればいいのか。私たちが考えないといけない問題だと感じた。
17年ゼミ日本のセミと違って黒とオレンジ色っぽい黄金色
トウバナツツハナバチ 腹部のきらきらがすごい