あらすじ
夢の中の女に殺される! TV局内の殺人! 20年前に死んだ恋人の夢に怯えていたN放送プロデューサが殺害された。犯行時響いた炸裂音は一つ、だが遺体には二つの弾痕。番組出演のためテレビ局にいた小鳥遊練無は、事件の核心に位置するアイドルの少女と行方不明に……。繊細な心の揺らぎと、瀬在丸紅子の論理的な推理が際立つ、Vシリーズ第4作!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
最後の一文はなんだよ保呂草ァ!!
もう保呂草さんがいい人なのか悪い人なのかわからん…(褒めてます)
稲沢さんがいいキャラしていた、また今後出て来たりするといいなあ。
Posted by ブクログ
Vシリーズ4冊目。
れんちゃん大活躍の回でしたね。
いやー正直な話今回はストーリー見切ったと思ったんですよ。
実際稲沢さん出てきた時にすぐに分かったんですよ、あぁこれはわざと隠してるなって。
でもそこに気付いたが故に引っかかりましたね……悔しい!!!
最初の方でもうこれは見切ったわー余裕だわーとか思ってた自分恥ずかしい!見事にミスリードに引っかかってるよ(いやここがミスリードだったのかは分からないのだけれど)!!!
まだまだ精進しなければいけませんね、やはり慢心は良くない。
そして今回の犯人怖すぎる。
怖すぎるんだけど現実の世界にいないと言いきれないのがまた何とも……いやきっといるんだろうなぁこういう人……。
Vシリーズは何だかんだで人間の複雑さとかそういうのを書いているのかな?と何となく思っているのですが(実際登場人物達の性格とか人間関係とか前作に比べると複雑だと思うし)、今回の話は特にそれが際立ってる気がしますね。
自分の中には様々な考え方をする別の自分が沢山いて、その時その時に丁度いい自分が表れているのかもしれない。
そしてそれが行き過ぎたり暴走すると今回の犯人のようになるのかもしれない。
うーん
人間って難しい。
Posted by ブクログ
第4弾
結末が怖い。動機が怖い。憑依ってことなのか・・・きっとわからないけど、わからない人ばかりだったけど。
テレビ局で起こった射殺事件。逃亡するアイドルと、手助けする練無。 結局、20年前の事故は、事故なのか、故意なのか・・・ アルバイトが怪しいと思ったらただのアルバイトだったり、この人怪しいと思ったら犯人じゃなくてただの女性だったり。 練無が女性と思わせている時に、逆があると思ってなくてまたびっくりした。 でも、今回は行動範囲が狭かったのであまりイライラせずにすんだし、東京だったからあの刑事が出てこなくて、人間関係がこんがらがらずに事件にまっすぐ。読みやすかった。
Posted by ブクログ
今回は犯人分かったと思いましたがダメでした…
ある程度早い段階で稲沢さんの性別を疑うことができたので、この叙述トリックに気が付けた所までは良かったです。
しかーし、そのまま犯人だとは限らないんですね。
紅子さんの最後の解説で真犯人が分かった時は驚きました。
流石にこれは分かりません。
完全にやられましたね
Posted by ブクログ
Vシリーズ第四弾。今回はテレビ局を中心としたお話らしい。実はこの本がシリーズで初めて読んだ作品なので、各キャラの関係性を知るのに少し時間がかかった。名前もキャラもめちゃくちゃ濃い。特に男の娘が出てきたときはびっくりした。ライトノベル以外でもあるのか。でもそれが逆にラストの稲沢さんの伏線になってたのかと思うと上手いなあと思った。名前だけだと男女どちらか分からない人って結構いるよね。事件自体はそこまで惹かれるものじゃ無かったけど、誰かになりすましたいって願望は他人事じゃないよなあと思った。
Posted by ブクログ
タイトル凄すぎる。
夢・出会い・魔性/you may die in my show
テレビ番組の『夢で逢いましょう』にもかかっている三段構え。
結局犯人は自分を橋下だと思い込んでいたおかしな女だったわけで、独白の「コーヒーに睡眠薬を入れられた」とか「柳川に殺された」みたいなところも全部創作、妄想だと思うと気持ち悪い。
立花と柳川の逢瀬の仕方もなんか変に気持ち悪かったな。
Vシリーズ読むの1年3ヶ月ぶりらしい、実際の刊行ペースより遅いの意味わからないので、もう少し間隔狭めて読んでいきたい。
Posted by ブクログ
Vシリーズ第4段。舞台はテレビ局!
女子大生クイズ大会に出場する紅子(中学生息子持ち)と練無(男の娘)と紫子(一応本物JD)。
この人たちの大胆さは見習いたいもの。
最後紅子さんは亜由美ちゃんが死を選ばないように話しに行ったのかな。でも練無に会いに来るって言ったから大丈夫と思って何も言わなかったのかな。
稲沢はわからんくない?同じ部屋に泊まるなんて保呂草の尻軽
Posted by ブクログ
まあ、面白かった。
テレビ局が舞台というのは個人的には好みじゃないけど、話としては面白かった。
でもタクシーの助手席に女性が乗ってたんじゃなかったっけ? あれ?
Posted by ブクログ
犯人が全然知らん人なのはガッカリした。けどそんなもんかなと。
稲沢さんのトリックは個人的には今までの森さんの中でもアウトなんじゃないかなと思う
稲沢真澄と会うのは、3年ぶりだ。保呂草が海外にいるとき、日本から観光旅行でやってきた稲沢と妙な経緯で同じホテルになった。そのあと、一週間ほどずっと彼と一緒だった。
(引用:夢・出逢い・魔性 P58)
この「彼」は稲沢さんじゃなくて保呂草さんなんだろうけど、いくら三人称といえど、この書き方はアウトな気がする。
あとは、これを語ってるのは書いてる人ではなくて、語ってる人自体も稲沢さんの正体を知ってるわけでしょ?ならせめて「彼らは」ならグレーかセーフ?
登場人物が勘違いしていて「彼」というならわかるけど、そうじゃないし。
第四弾にして段々と登場人物にも慣れてきたけど、まだまだ慣れない。紫子があまり好きじゃなくて、他も個性的だけどなんとなくテンションについていけない感じ。
Posted by ブクログ
紫子、練無、紅子、そして付き添いで保呂草は東京へ。
紫子が応募したテレビ番組に出場するためである。
そして、そこでまたもや事件に出くわす…。
*****
読んでいて、ハラハラドキドキ!を味わえる…という作品ではなかったかな。
でも、Vシリーズのキャラクタも皆魅力的なので、楽しんですいすい読み進めていくことができた。
森博嗣作品を読む時には頭真っ白にして、固定概念を捨てた状態で読むべし!
と、いい加減に分かっているはずなのに、またもやまんまと謎を解けずにいる私。
保呂草さんの知り合いの探偵がひとり出てくるのですが、そのひとに関しても、私って、頭かちこち!と、宙を仰いだ。
小説だからこそ、自分のイメージの中で画を描いていかなければならない。
いっつもその画が間違ってたー!と、なってしまう森作品。
”ヤラレタ”感が面白いんだけれどね。
物語としては、思っていたよりもあっさりした展開、結末でした。