あらすじ
この仮面を被ると1年間、王となれる。だが翌年には処刑される運命が――いわくつきの仮面を持っていた男性流行作家が友人の女性作家・千晶にそれを譲った直後、失踪した。彼は伝説のとおり葬り去られたのか? 呪いを恐れる千晶。だが作家としての欲望が、その顔に仮面を! そして想像を絶する事件が発生!? 廃墟の中の不思議な玩具館『三隣亡』の美女・美珠が謎に迫る!
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Posted by ブクログ
あ、これシリーズものの2作目だった。
でも完璧にこれ、ミステリじゃないよね。
作者は幻想文学畑の人らしいけど、うん、これ幻想小説だよ。
あと本の紹介文を読んで、私はどちらかというとアステカ神話のテスカトリポカの祭祀に捧げられる生贄を思い出したんだけど(一年間だけ何もかも思い通りになって、そのあとに死ぬってトコが似てる)、実際この中ではヴェネツィアのカーニバルがモチーフになってました。ヴェネツィアも嫌いじゃないけど、モチーフとしてはありきたりかな。
キャラクターに魅力も感じなかったなぁ。
幻想小説の域を出ないままだったら、3作目は読まないかも。