【感想・ネタバレ】人魚と提琴 玩具館綺譚のレビュー

あらすじ

燃え盛る炎の中で提琴を奏でる少年、近くに佇む人魚――北原涼子の幼少期の記憶は夢か現か? あの日の少年に似た少女と運命的に出会った涼子は、真相へ近づこうするが、それを妨げるかのごとく彼女の身に不気味な出来事が降りかかる。異形のモノを模した玩具から呪いの類まで奇妙な品々が並ぶ、無口な店長・Tと妹・美珠の玩具館「三隣亡」を舞台に繰り広げられる幻想物語。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

不思議テイスト小説。
ファンタジーとはいいがたいんだよなぁ。
本当に不思議系。

人魚の伝説といい、どこかそそるないようです。
そしてバイオリンの音も。
これは後々に重大な秘密を
教えてくれるんですけどもね。

しかし三隣亡の関係者は
どうがんばっても危険な人が…
アンティークで銃類を持っちゃいけませんってば。

0
2010年09月18日

Posted by ブクログ

「古風な怪奇・幻想小説の枠組みの中、その無垢で鋭敏な感性により、次々と恐ろしくも愛らしい新たな貌と生命を妖怪たちに与え続けている」
作者紹介に偽りなし。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

 人魚伝説が物語に絡んでくる伝奇浪漫。ミステリと思って読むと多少もたついて感じられるが、“土蔵の中に封じ込められた人魚と、美少年が奏でるたぐいまれなるヴァイオリンの調べ”という絵が官能を刺激し幻想的で妖しく、とても魅力的だ。 玩具館「三隣亡」のゾンビ好き店主Tと、その妹で年齢不詳の美少女美珠のコンビがユニークかつ妖しさ全開で、これからぜひシリーズ化して、さらなる綺譚を収集して見せて欲しいなと思った。早く2巻が刊行され、読めますように!

0
2011年09月07日

Posted by ブクログ

うん、確かに幻想小説。でも、ライトノベル風味。
出だしの炎の中でヴァイオリンを奏でる少年とその両脇で踊る人魚のイメージはとても魅惑的でよかった。でも、ミナモリさんたちが微妙に中途半端に感じたのと、玩具屋の店主兄妹がちょっと俗っぽいかな~(^^;)だからライトノベル風味な感じがするんだろうな~
でも、ディズニー的な人魚より、こういう妖怪的な人魚のほうが好みなので、この人魚の扱いは非常に好印象。
もっとこう、人魚と炎とヴァイオリンのイメージを畳み掛けるように使ってくれてもよかったかも。過去のほんとの記憶かどうかわからないイメージに追い立てられて、追い詰められていく感があんまり感じなかったかな。涼子さんが怖がらない人だからか、あんまりせっぱつまった感がないんだよな~。

0
2012年10月24日

Posted by ブクログ

思っていたよりも俗っぽさがあるが、
炎の中の人魚は幻想的。
やはり美形の設定がないと雰囲気に合わない。

0
2009年10月07日

「小説」ランキング