【感想・ネタバレ】コンジュジのレビュー

あらすじ

1993年9月2日未明、11歳のせれなは恋に落ちた。テレビ番組で偶然見かけた伝説のロックスター・リアンに。母に捨てられ、父から性虐待を受けるせれなにとって、その愛しい人は唯一の生きる理由となった。彼女は苦しみのたび、リアンとの妄想世界にトランスする。甘美な夢と凄惨な現実。その境界線は次第に曖昧になっていき――。過酷な現実を生きる一人の少女による自らの救済の物語。圧巻のデビュー作にして、第44回すばる文学賞受賞作。川上未映子氏絶賛!!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

見るに堪えないほど苦しいのに、ラストシーンがうっとりするほどに美しい。
悪い面を知って失望しても、それでもリアンは彼女にとって特別な存在であることが骨の髄まで伝わってくる。

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2024年04月02日

Posted by ブクログ

これ系はほんとに、、
感情の捌け口がなくて本当にグサグサでガッカリしてしまう、本の評価ではなくて。
わたしは考えることを諦めて生きたくはない、人間である以上

何も考えていない人外が存在しているのが一番遠くてでも真実で、有る、ということが苦しい

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2024年01月23日

Posted by ブクログ

つらい現実を生きるのは、この世を去った推しのため。そして自力で立ち上がれるようになって、推しと別れるまでの物語。
最近すばる文学賞を読む頻度が上がってるけどこれは段違いで現実が辛かったな……

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2023年06月27日

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