あらすじ
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日常の中に無限にある「楽しみ」の中で、ラジオにしかできないことってなんだろう? TBSラジオ「JUNK」統括プロデューサーのラジオに捧げた25年が詰まった初の書き下ろしエッセイ。ラジオとの出会いから、プロデューサーになるまでのエピソード、人気パーソナリティたちの魅力まで。極楽とんぼ、おぎやはぎ、バナナマン、ハライチ、アルコ&ピース、パンサー向井慧、ヒコロヒーとの読み応え抜群のロング対談も収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最後のちぇるみこの気持ちわかるなあ…
JUNKは大好きなんだけど、それ以前に私がこれを面白いと思うってことはみなざきさんもそう思ってるのか!うれしい!がある。
職業柄、一度名刺交換をしたのだけど、これまでで一番嬉しい名刺交換だったなあ
Posted by ブクログ
TBSラジオ『JUNK』統括プロデューサーの対談エッセイ本。深夜ラジオの歴史を切り拓いてきた生き証人の1人である宮嵜Pの仕事論や思い出話が読んでいてシンプルにむちゃくちゃ興味深い。ラジオを取り巻く時代の変化に対する接し方やオールナイトニッポンとの比較でついつい気になる「JUNKってメンバー入れ替えないんですか?」への回答も。対談相手は極楽とんぼ、おぎやはぎ、バナナマン、アルピー、ハライチ、ヒコロヒー、パンサー向井という豪華な並びで貴重な話ばかり。その最後を締めくくる8人目の対談相手がchelmicoの鈴木真海子というのも良いw
Posted by ブクログ
ラジオってやっぱりいいなと改めて思わされた一冊。
(内容関係ないけど、宮嵜でみやざきって読むの知らなかった…)
バイトから制作会社に採用され、ワーカホリックになって、JUNKの統括プロデューサーになるなんて(ロケであった人と結婚するのも)すごくドラマチックな人生。情熱で生きていけている。すごい。
あと、読んでいたらパンサー向井さんの番組も聞いてみたくなった。ラジオにとても真剣な方だなと。
中学生時代はTokyo FMのスクールオブロックのヘビーリスナーで掲示板逆電とかされて喜んでたり、最近もリモートワーク中にANNやJUNK、ラランドのツキの兎垂れ流したりしている私。
ラジオの良さについて語られると、「わかる!!わかるよ!!」となってしまう。
ラジオの前で聴きたい番組や、後ろで流して作業したい番組、色々あるし、ずっと続いて欲しいし、続くコンテンツだと思う。
Posted by ブクログ
日々の生活にいっぱいいっぱいに なったら、ラジオをきこうと思った。
今までは当たり前にきけてたラジオ。
ラジオきけるってぜいたくなことやったんやと 実感した今日この頃。
それにしても、ラジオから少し離れても この本はおおもしろい。
特に対談がニヤケちゃう。
私はラジオの良さって パソナリティたちが楽屋でしゃべり してるのを のぞき見できちゃうって感覚。
この本読んでラジオ業界目指したり 盛り上がったりしそうやな~ (語りたいわ~ラジオトーク)
Posted by ブクログ
ラジオ好きは一度は聞いたことあるだろう宮嵜さんの本。JUNKパーソナリティをはじめ色々な人たちと対談しています。
ラジオじゃないと届かない。なんで今ラジオなんだろう。様々なエンタメがある中で音声だけのメディアがこれだけピックアップされる。私もラジオ好きだけど、今まで漠然としか考えてこなかったのでなんだか不思議な気持ちです。
非常に興味深かった本です。
Posted by ブクログ
中高大と学生時代はよくラジオを聴いていた。FM中心だし、ほぼJ-WAVEだったけど。最近は週1程度。
この本を読んでいたら、出てくるパーソナリティー達の番組を聴きたくなった。
宮嵜さんの
『「あれ何も起きないぞ」ってときがよくあって(笑)」』
に対しておぎやはぎ矢作さんが
『それはもう俺たちの責任じゃないのよ。ダメな場合はみんながどうにかして俺たちを助ける。「それがチームだろ?」と。だって、そんなこと言ったら、俺たち二人だけで、YouTubeでラジオやればいいじゃん?』
が刺さった。
パーソナリティーに重責があると背負いそうなもんだけど、ラジオに限らず、チーム組むなら必要な考え。
インタビューで各人に「地上波のラジオをなぜ聴くのか」を聞いていく。
Podcastからラジオコンテンツを知ってラジオを聴き始めた、というコメントがあった。
チームみんなで質を上げたコンテンツがつくれるのが地上波の体制だからかなと自分は思った。
自分は最近Radikoで聞く。耳で聴きながら動き回れる、他のことができることが自分にとっての一番の魅力。聴いていて楽。
Posted by ブクログ
蛍原さんがクレイジーモードに入るとき、必ず宮迫さんは「常人」としてリアクションしてくれる。それゆえ言動の異常さやずれ具合が際立って、リスナーの視座が守られる。宮迫さんと一緒になっておもしろがることができる。
宮嵜 これからは僕を育ててくれたように、七三を育ててほしいなって思うんですよね。なんか気づいたことがあったら言ってほしいです。
矢作 違うんだよ。七三を直接育てなくていいのよ。七三はこれまでのヒゲちゃんと同じように、「おぎやはぎを俺がどうにかしなきゃ」って思わなきゃいけない(笑)。俺たちがアドバイスなんかすることないよ。
小木 別に俺たちはヒゲちゃんを直接指導したわけじゃないからね。
宮嵜 僕は育てられたと思っていますよ?
矢作 七三もちゃんと自覚してくれないとさ。「お前にかかってるんだぞ」って。
小木 だから、七三に言いなよ。「小木やはぎを育てろ」って。「なんとかしてあげてくれ」って。
バナナマンLIVEを初めて観たのは二〇〇二年の「ペポカボチャ」。以来、ありがたいことに毎年観劇させてもらっている。バナナマンのコントにはいつも必然性がある。登場人物の行動や言葉にしっかりとした道理がある。たとえどんなにシチュエーションがすっ飛んだ異世界的な場所でも、その場所においての必然がある。だから話について行けないとか、意味不明でも置いてけぼりになることがない。僕はお二人の作るネタが大好きだ。
バナナマンのラジオもそうだ。起こった出来事、生じた疑問を曖昧なまま終わらせない。「わかる奴だけわかりゃいい」なんて気持ちがない。“バナナマン劇場”に入場しさえしてもらえれば誰も置いていかない。
平子 僕が一番覚えているのは、宮嵜さんと直接喋ったことじゃないんです。何かの飲み会の席かな打ち上げかな、覚えてないんだですけど、近くで宮嵜さんが誰かと喋っていて。酔っ払ってたと思うんですけど、「俺はね、ラジオはパーソナリティが何を体験したかじゃなくて、そのとき何を思ったかだと思うんだよ」って言ってたんです。僕はそれまでの『オールナイトニッポン』でも体験報告が苦手で。そこで自分がどう思ったのかを大事にしたいけど、「これってリスナーに届いているのかな」とか、「もっと派手に喋らなきゃ」なんて考えてしまっていたんです。ホントは手の届く範囲内のことを深く喋りたい人間だったから、体験話ができる人はすごいし、体験のこともホントは広げて喋りたいんだけれど、今の方向で大丈夫なのかと言っていたら、宮嵜さんがたまたまパチコーンってハマる話をしていて。それで、「ああ、いいんだ」って昇華されたんです。悩んでいたことを言語化してくれたっていうか。直接は言われてないけど。
宮嵜 そいつすごいね(笑)。
酒井 あなたですよ!
宮嵜 ハライチとの対談でも話したんだけれど、普通に生きてたら、そうそう毎週、超絶おもしろいエピソードなんてないじゃない? しかも、ラジオって、その人自身を聞くメディアな感じがするから、話がおもしろいから聞く人もいるだろうけど、一番はアルコ&ピースが好き、平子君が好き、酒井君が好きだからなんだよね。そこで話すことはその人そのものが出る話で十分足りるというか、その人を介さないと出てこない考え方だったり、意識だったり、物の捉え方を出せる場所なんだから、ラジオってそれでいんじゃないかってずっと思っている。
Posted by ブクログ
★3.0
ラジオの面白さがつまったディープな本。
作者のラジオ愛がすごい。
junkよりもオールナイトニッポン派なので、そっち系の本も探してみよ。