【感想・ネタバレ】大名格差のレビュー

あらすじ

江戸時代の日本は徳川将軍家が率いる幕府と、三百諸侯と称された大名家が率いる実数約260もの藩が共同統治する時代であった。
大名といっても100万石から1万石まで格差は大きかったが、石高以外にも様々な基準で格付けされた。そうした区分が組み合わされることで家格は決まったが、その基本は将軍との関係である。将軍に近いほど優遇され、遠いほど冷遇された。
そんな幕府による大名統制の実態を、五つの視点から解明。「 石高でみる格差」「将軍との関係でみる格差」「江戸城でみる格差」「江戸藩邸でみる格差」「参勤交代でみる格差」という切り口を通して、未曾有の泰平の世を可能にした、幕府の巧妙な仕掛けに迫る。

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Posted by ブクログ

徳川幕府がつくった大名の間の格差について、服装から、控えの部屋まで、さまざまな観点から論じた本。知っていることもあったが、知らなかったことも多く、勉強になった。

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2023年05月25日

Posted by ブクログ

旗本に近い一万石の大名から、鎌倉以来の名門の外様の大大名の違いはもとより、家格の差は参勤交代の道中だけでなく、江戸城内の各種催事にまで。
御三家と御三卿の「格差」にまで言及あり、これは面白かった。

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2023年05月16日

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