あらすじ
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じぶんのきもちを知って、かんがえて、安心できるえほん。
「こころってどんなもの?めにみえる?あつい?つめたい?かたい?やわらかい?」
映画化もされた『ツレがうつになりまして。』や水島広子医師との共著「それでいい。」シリーズなど心をテーマに数多くのベストセラーを描いた、細川貂々氏による、「こころ」について学べるやさしい絵本が誕生。
何もわからなかった赤ちゃんから、コトバを覚えて子どもになって、「わたし」のこころがどんなふうにうまれるか、どんなことで変化するか、どうやってきもちをつたえるか、など、子どもも大人も繰り返し読んでおきたいこころとの付き合い方をかわいいマンガと直筆のやさしい書き文字でわかりやすく教えてくれます。
シリーズ化決定!第2弾は「みらいってなんだろう」先のことがあれこれ心配になる人も読めば安心できる。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
テンテンさんの絵本。
根底にあるものはきっと「ことばのかたち」と似ている。
でもひとつひとつがとても分かりやすく書かれていて、この本も時々読み返したくなる。
大人が読んでもとても良い本。
Posted by ブクログ
こういう絵本から色んな自分の中の気持ちと向き合ってくれたらなって思う。今はまだ他人の気持ちになるのが難しいところがあるけど、少しずつ心の成長して欲しい!(5才10ヵ月)
Posted by ブクログ
以前読んだ「みらいってなんだろう」の前作にあたる、小学生向けの絵本ですが、こちらも大人に新たな気付きを促せてくれるような、シンプルな分かりやすさと親しみやすさが、読んでいてとても安心感を与えてくれる作品です。
例えば、子どもから「こころってなーに?」と聞かれたら、あなたは、なんて答えますか? 何となく分かるんだけど、あれって、なりません?
本書にはなんと、その答えが書いてあります(笑)
こころは誰にでもあって、毎日使う当たり前なものですが、それは最初からあったのでしょうか?
赤ちゃんのときは分からなかった(というか私は覚えていない)、こころですが、言葉を少しずつ覚えるにつれて、自分のことを少しずつ伝えられるようになっていって、気が付いたら、自分にしか分からない『ヒミツ』をもつようになることで、わたしだけにしか分からない、わたしの世界ができて、そのとき生まれたのが、わたしの『こころ』になるそうです。
また、こころはいろんな人に会うごとに動くことで、いろんな気持ちが生まれてきて、そこには、『しあわせなきもち』もあれば、『ふしあわせなきもち』もあり、前者だけあればいいような気もしますが、どちらもないといけない大切な気持ちで、それはなぜかというと、それを自分で知って誰かに分かってもらえたら安心するからで、そうした気持ちになることを決して責めてはいけない、誰しもが感じる当たり前なことだからです。
それでは、どうやって自分の気持ちを分かってもらうのか? それは泣きわめいたり、黙って無視したり、愛想笑いでは伝わらない、あるものがとても重要となり、それを使うことで、他の人の気持ちを聞くこともできたり、人それぞれでこころが違うことも分かったりする反面、時には相手を傷つけてしまう危険性もあるけれど、だからこそ、そこには全部は無理だとしても、相手の気持ちに、できるだけ立つことの大切さも問われるわけで、それが共に生きていくことに繋がるのだと思います。
といった感じで、この後もずっと続いていき、内容が深すぎるように思われるかもしれませんが、最後まで読むことによって、なぜ人は時々ケンカをしてしまうのか、子どもたちにとっては気になる、そうした理由も感覚的ではなく、細川貂々さんの温かい手書きの文章と豊富な絵によって、なるほどと理論的に納得できる作り方が素晴らしく、人は共感するけれども、そうでないときもある、でもそれが人なんだという、みんな同じところもあるけれど、違うところもあって当たり前なんだということを知る、大切さだと思いました。
ちょうど新学年になって、いろいろと思い悩むことや不安なことがある子どもたちには、ぜひ、続編の「みらいってなんだろう」とあわせて読んでほしい、教科書のような堅苦しさは全くない、誰にでも寄り添ってくれる優しさが魅力で、きっと明日からの生活に、明るい希望を見出せると思います。