【感想・ネタバレ】消えた冒険家のレビュー

あらすじ

〈息子の身に何が起こったのか? 〉

雪山登山から氷河、ジャングルまで数々の冒険を共にし、興奮と喜びを味わってきた一家。
だが、単身向かったコスタリカで息子は消息を絶ってしまう。

無事を信じる父親による、命をかけた執念の捜索が幕を開ける。
冒険旅行の魅惑と、親子の固い絆を描くノンフィクション。

----------------------

生物学者で冒険家の著者は、妻と二人の子どもを連れ、雪山登山や急流下り、世界各地へ旅を重ねていく。
だが単身冒険旅行に出た息子がジャングルの奥で行方不明に。

「自分が冒険など教えなければこんなことにはならなかったのだろうか」という後悔の念を抱きつつ、父は必死に捜索を続けるのだが……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

子を育て、その子が大人になってからも常に自分の子育ては正しいのか、間違ってはいないのかという不安は消えないものだけど、子どもが消えてしまったらその恐怖と苦しみを想像するだけで胸が張り裂けそうになる。作者はその苦しみを丁寧に書いて何度も途中で悲しさや会いたいという気持ちが辛すぎて、読むのをやめてしまった。最後まで辿りついたときに、息子が彼の知っている息子で本当に良かった。私もそうだと思う。彼は愛するジャングルの自然のなかに溶けていったのだろう。

0
2023年04月22日

「ノンフィクション」ランキング