あらすじ
「毎晩、添い寝してほしい、ついでに朝ごはんもいっしょに食べてほしい」
19歳の春、茜は89歳のソヨミに雇われ、風変わりなアルバイトを始めた。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞の『あなたに安全な人』に続く最新作。
「当時の私は大学にはゆかず浪人しているわけでもなく、漠然と、映画に係る仕事をしてみたい、と望んではいたものの、
憧れる都心のミニシアターのバイトに応募しては履歴書で落とされていた。
ひと月でおよそ九万円。家の食費も浮く。妥当な金額に思えた添い寝を、試してみることにした。」(本書より)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
心に受けた傷は、その大きさ、深さ、痛み、みな人によって違う。
どんなに理解しようとしても、本人しかわからない。いや、本人もわからない。
そんなことを、静かに語っているように感じた。
Posted by ブクログ
何だか読んだことのあるような設定だしするする読める感じだったのに最終的にどういう物語だったのかよく分からなかった。
なんでだろう。
面白くないと思う瞬間は一度もなかったのに。
Posted by ブクログ
添い寝バイトはじめました。1回3000円、お相手は89歳の婆さん。こんなバイトは嫌だ。主人公の茜19歳は「寝てるだけで割が良い」と毎晩お婆さんの元へ添い寝に通う。よくわからない話だった。添い寝バイトの意味とは?と不思議に思うくらい他の情報が多すぎて何が何だか。茜のこじらせた性、お婆さんの幼馴染の人探し、その幼馴染の過酷な人生、感動?の再会、からのその後...。なにがしたいん?と登場人物全員に聞いてみたいくらい各々のキャラが理解不能だった。そしてかなり読み辛い展開と構成だった。ただ文才はキラリと光る。
Posted by ブクログ
19歳の女の子が89歳のお婆さんに依頼され毎晩添い寝するだけのバイトを始める。子供の頃身売りされた友人のことが忘れられないお婆さんはついに友人と再会を果たす。とても楽しい話とは言えないが、主人公の女の子の心情変化が丁寧に描かれており、戸惑いや嫌悪感などが伝わってくるようでした。