あらすじ
忘れもしない17歳のあの日、へスターは社交界を去った。スキャンダルになった事件そのものよりも、ダンガラン卿の一方的な非難が何よりも彼女を傷つけた。兄の友人で、優しい彼にひそかに恋していたのに……。最後に彼に言われた侮辱の言葉を思い返すと、今でも腹立ちと恥ずかしさで頬が熱くなる。あれから6年が経ち、へスターは両親に説得されて、再び社交界に足を踏み入れようとしていた。でも、夜会に行けば必ずダンガラン卿に会う。そのとき、わたしは平気でいられるだろうか?
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面白かった
趣味が暗号解読?の数学女子のヒロインと数学者のヒーロー。
頭の回転が早く、隠れ美人のヒロイン。結婚が嫌で、鈍感でブスを装う知的なヒロイン。ヒーローも見た目はいいが、数学以外に心が惹かれない似た者同士の二人。事件ありで面白かった。
社交界が苦手で、寄ってくる人もいなく、家にこもって数学を研究するほうが好きなヒロイン。
唯一、ペンネームにて学術誌上で議論する相手の作者に、惹かれていますが、その人物の正体は?
個人的には、後半部の求婚してくれた人に対するヒロインの頑固すぎる拒絶はちょっと長すぎてじれったかったです。