あらすじ
あなたが病に倒れた時、どのような診療機関を選ぶだろう。大学病院の先端技術を頼りにすれば安心か? それとも漢方や鍼灸、ハーブ、気功などの代替医療(伝統医学)を試してみるか? 本書では、今求められている「患者中心の医療」とは近代医学と伝統医学を融合させた「統合医療」の発想だとする。近代医学の功績は確かに大きい。抗生物質の開発から臓器移植など人類史を大きく変えた。しかし、末期ガンの問題をふくめ、現代医療が患者さんのニーズに応えられなくなっているのも事実である。西欧医学一辺倒ではなく、全人的(ホリスティック)に治すことが必要とされているのである。医療保険の問題も深刻である。例えば、難病や老人医療には、近代医学でコストを高くするよりも代替医療を導入する方が効果的であるという。特に欧米と比較し、日本の医療制度がいかに遅れているかを指摘。個人に最も適した理想の治療法を考える。患者からの医療革命の書である。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
あなたが病に倒れた時、どのような診療機関を選びますか?
先端の医療技術だけで安心ですか?
それとも、伝統医学やハーブ、気功などの代替医療も同時に試してみますか?
世界では現在、近代医学と伝統医学を融合させた「統合医療」が、理想的な医療として大きな流れになろうとしています。
本書は、長年、先端医工学の最先端を走ってきた著者が、「患者中心の医療」を実現させるため、患者自身にも学んでほしい「統合医療」の発想をわかりやすく説いています。
[ 目次 ]
序章 患者中心の医療とは
第1章 なぜいま「統合医療」なのか
第2章 代替医療のさまざまな種類
第3章 統合医療と世界の動向
第4章 医療制度と統合医療を考える
第5章 「統合医療」に医学の未来を―帯津良一氏との対話から
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