【感想・ネタバレ】世界ともだち部(3)のレビュー

あらすじ

私のはんぶんは、ともだちでできている。
だから私は、前を向いていけるのだ。(本文より)


フィンランドを好きになって10年以上。
フルタイム就業+寿司学校通いという修業期間を経て
ついに北欧移住の夢を叶えた「週末北欧部chika」。

信じられないくらい忙しくて、
寿司修業先で泣きそうになったり
英会話レッスンで言葉に詰まったり…
そんなくじけそうになる瞬間も、
「がんばればできる気がする!」
と謎の前向きさを保てていた理由は、

「世界各国にいるともだちのおかげ……!!」

自分と似たともだちとは同じ楽しみを共有し、
異なる考え方を持つともだちには感化されることが、
また自分らしさのひとつになっていく――。
喜びとひらめきを与えてくれるともだちとのエピソードをつづる、
前向きフレンドシップエッセイ!

『世界ともだち部』3巻に登場するのは、たとえばこんな友人たち!
・寿司シェフとして出会い音楽の道を進む太陽猫さん
・弱い時もお互いに助け合える、励ましフットワークが半端ないマナティさん
・45歳で寿司学校に入り、フィンランドで働く寿司職人のトビウオさん
・いつ会っても「自分」で居られる幼馴染のサクラちゃん
・移住後に出会った漫画家友達のルーネベリタルトさん、ラズベリーさん、ドーナツさん
・そして、かけがえのない家族たち…!
etc…

コミックスだけで読める描きおろしも収録!

【大人気SNSアカウント「週末北欧部」とは…】
北欧が好きすぎて、会社員として働きながらフィンランドでの就業を目指して
寿司学校に通い、ついにその夢を叶えてしまった人。
前向きで、何かを愛することが上手な著者のエッセイは優しくてエネルギッシュな読み心地。
(自画像のにこにこしたおもちのような生物は、カモメがモデル。)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

chikaさんの本を読んで、いつも思うのは、オープンなマインドがあれば、ステキな出会いがたくさんあるということ。誰かのことを心から考えてしたことは、いつか自分にも返ってくるということ。
人生で最悪な状況のとき、話を聞いてくれて、肩の荷がちょっと下りるような、そんな言葉がけや心遣いのできる友人が何人もいるのは、著者がいつだってオープンマインドでいるからだ。私はなかなか自分のことをさらけ出せないタイプなので、すぐに真似はできないけれど、オープンマインドでいてくれる人には、こちらもそれに応えていきたいとは、常々思っている。それがきっと、自分も心をひらく練習にもなるだろうから。そうやって、著者の言う「わたしの半分は、友達でできている」ということが、いつか私も実感できるようになるのだろう。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

第3巻、完結編とのこと。
これまでに登場してきたともだち(キャラクター)の紹介と、その由来が記されていて可愛かった。お寿司関係の人たちが魚類なのもポイント。
chikaさんが描く目が線になるほっこり笑顔とか、うるうるなぴえん顔とか、そこから伝わるともだちみんなの空気感が大好き。

大人になると、新たな友達をつくることはもちろん、物理的な距離やライフステージの違いで、これまでの友達関係を維持していくのもほんとうに困難になってくる。
「夢にでてきたから」という理由で、ひさしぶりの相手にも屈託なく連絡できる素直さがいかに尊いことか。

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2025年09月16日

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