あらすじ
「私には守りたいものがあります。それは家族であり、ふるさと福井であり、愛する日本です」平成21年8月の選挙戦の後半、著者はこの一点を愚直に訴え続け、地元紙や週刊誌の下馬評を覆して選挙区で見事に勝利を収めた。しかし、同選挙において圧勝したはずの民主党は、以後、国民の期待を裏切ったばかりか、政治に対する不信を増幅させた。そこで著者は改めて確信する。「政治は国民の幸福のためにある」という政治の原点に立ち戻り、再び「保守」の旗を立てねばならない、と。家族と地域共同体に価値を置き、まじめに生きる人々の生活を守る。いまさえよければよい、豊かでありさえすればよいというのではなく、豊かであると同時に日本の国柄を守り、将来世代も安心して暮らせる社会をつくる。そして、不道徳な政治と対決する道義大国を目指す――それが、著者の言う「保守」である。「和製サッチャー」の呼び名も高い著者が満を持して発する救国宣言。
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Posted by ブクログ
■首尾一貫
国政を担う様々な政策。それら幅広い分野に渡る政策が、著者の確固たる政治理念、否、単なる政治理念を超えた一人の日本人としての確固たる信念にもとづいているため、分野による振れがなく一貫しています。
その理念と政策を、私は支持します。
■言行一致
著者が語る主義・主張・具体的な政策と、実際の国会での活動・地元での活動が、違うことなく一致しています。
武士道を体現する政治家ではないか、と感じます。
現職政治家の著作は数多くでていますが、理念から具体的な政策までを率直に記し、その内容が普段我々が見ているその政治家の行動と一致している本書のような例は、残念ながら珍しいと言えます。
理念や政策への賛否は国民一人ひとりが考え判断することと思いますが、「首尾一貫」し「言行一致」する政治家を国会に送り出せる福井の選挙区の方々の幸せ思い、同時に、決して地元への利益誘導をする訳でもなく、ひたすら国益を考え、国民一人ひとりへの要求も忘れない政治家を、堂々と国会に送り出す福井の選挙区の方々に敬意を抱きます。
著者の政治家としてのその真摯な姿勢が、今後の政治活動に良い意味で働き、おかしな足かせにならないことを強く願うとともに、そうなるような環境を国民の一人として創って行きたい、そう思います。