あらすじ
嫌われ者の公爵令嬢アリスティーナは、隣国のチャイ王女に危害を加えた罪で投獄されても悪びれずに言う。「ユリアン様は私の婚約者だとわかっているのに手を出したあいつの方が悪いのよ」と。結果、更生の余地なしとみなされ十六歳で処刑されたアリスは気づくと、五歳の自分に巻き戻っていたのだった。
あんな怖い思いは二度としたくないけれど、今までと同じ思考で人生を進めたら処刑エンドは避けられない。気づいた彼女は「今度は絶対に良い子になる」と決めたはいいものの、人間そう簡単に変わらない――頑張っても性格の悪さはなかなか直らないアリスの周りにいつのまにか味方が集まって!? 逆行令嬢による人生やり直しファンタジー!
感情タグBEST3
ちょっと考えさせられた
流行りの悪役令嬢逆行ものです。ありふれた題材なのでそんな新しいこともないだろうと思っていたのですが、少し考えさせられました。
ヒロインは公爵令嬢で我儘放題。第二王子の婚約者で前回では隣国の王女を階段から突き落とし処刑されます。そして気付いたら5歳に戻っていました。今世では同じ轍は踏むまいと奮闘しますがそれでも根本的な部分は変わらず。
そして衝撃的だったのが隣国の王女。前回からヒーローのことを思っていたわけではなく政治的な理由で仕方なしに留学してきました。そして選べるならばヒーローはタイプではないので選ばないと。前回はヒロインのために巻き戻りの力を使いましたが、今回はその力は失われてしまいます。そして王女が昔から愛していた幼馴染が今回は亡くなってしまうことにより、力を使うきっかけとなったヒロインを憎むようになります。そしてヒーローも前回の記憶はないのですが恐らく前回もヒロインのことを思っていたような描写があります。みんなが自分の大切な人を守りたかった、けれど、どうにもならないものもある。少し考えさせられました。