【感想・ネタバレ】王女の証明 初恋の人に求婚(プロポーズ)されましたが、わけあって承諾できませんのレビュー

あらすじ

エドライド王国の第一王女、18歳のアニは両親と血の繋がりがないものの、仲のよい家族として幸せに暮らしていた。ある日、自分の政略結婚の話が進んでいると聞き、動揺する。14歳の頃に求婚してくれた、弟カストルの学友・アークロッドを忘れられずにいたからだ。身分の違いを理由に告白を受け入れられず別れた直後、彼は学院を去り行方知れずになっていた。そんなアニとは対照的に妹ベガの幸せな婚約が決まり、鬱々としていたアニが王宮に招き入れた人物に母の王妃カティアが刺されてしまう。すべてが自分に罪を着せるための罠だったことに気づいたアニは、無実を証明するために護衛騎士と王宮から逃亡。だが途中で騎士とはぐれ、娼館の主人に騙されて身を売られそうになる。その寸前に助け出してくれたのは、精悍な大人の男性に成長したアークロッドだった……。

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すばらしかった

作家さん買いです。

この前弾となる『王妃の大罪』を読んで、ぜひとも続編をと思っていたので超満足。

カストルとアニがそれぞれ幸せを勝ち取っていくのだけど、いやはやアニの長所はおそろしい短所にもなりますな、と途中でピキッときちゃいました。

でもやはりそれを上回る長所だとしみじみしながら読み終えました。

アークもすごくかっこよくて、カストルのとんでもない条件をクリアするために苦悩し、成し遂げ、しかし途上でどうしても条件をクリアしたと胸を張れない出来事があって…というあたりの描写がとても細やかでよかったです。

また他の作品も読もうと思いますし、この作品は何度も読み返すと思います。

#泣ける #切ない #ドキドキハラハラ

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2024年01月14日

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