あらすじ
王子の成人を祝うため、首都で開かれるパーティに参加した田舎の男爵令嬢セラフィーナ。シャルドワ王国には、正妃と側妃から同時期に生まれた二人の王子がいる。幼少から優秀と評判だった側妃の子リカルドだが、幼い頃に母を毒殺されたショックで幼児退行した状態が続いており、陰で「ポンコツ王子」とあだ名されていた。パーティの夜、ひょんなことからその「ポンコツ」が演技であることを知ったセラフィーナは、「秘密を知ったからには自分と婚約し、目論見のために子を産め」と迫られて――!? 口封じと子をもうけるための婚約のはずが、セラフィーナに触れる手はどこまでも優しくて…… ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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背景はわかるけども
眼の前で母親を毒殺されて以来、幼く退行しポンコツ王子となった第2王子であるヒーロー。ある夜会でそんなヒーローが実は演技であると知ってしまったヒロイン。監視目的で婚約者となり王宮で一緒に生活することになります。
ヒーローの背景はわかるのですが、健気なヒロインが不憫でした。読んでいてあまりにヒーローが意固地すぎて鬱陶しくなりました。最終的に無事に王位について子供も生まれヒロインのことも愛していてハッピーエンドですが、俺様で嫌いなタイプのヒーローで読んでいてイライラしました。私には向きませんでした。