あらすじ
「青春ってすごく密なので」。2022年夏の甲子園で東北初優勝を果たした仙台育英。強豪校を率いた須江航監督による「伝わる言葉」の極意!
仙台育英高校野球部 須江航監督。東北初の甲子園優勝を成し遂げた名将は、自らを失敗のプロと呼ぶ。高校、大学、教員として今日にいたるまで数多くの敗戦、後悔、挫折を経験し、ついに獲得したコミュニケーション論。
「この世のなか、ほとんどのひとはなにかに傷ついていると思うのです。そう考えるだけで、相手とのコミュニケーションが大きく変わるはずです。」(CHAPTER3 「伝える」より)
相手に伝わる言葉の使いかたとは? よりよい人間関係を構築するための必読の書です!
【目次一例】
「青春って、すごく密なので」の真意
成功には再現性がない
選手としての挫折
学生コーチとしての後悔
忘れられない敗戦
とにかく失敗させる
短所が長所を消さないために
「持ちで負けた」は判断が早い
人生は敗者復活戦
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
須江監督の優勝インタビューを見てさらにこの人の言葉を知りたいと思い購入。
コミュニケーションの具現化やげんごかがとてもわかりやすかった。本人の過去の失敗談や挫折から得た教訓を飾らずにストレートな言葉で伝えてもらえるので、スッと頭に入ってくる。普通の人なら見えない視点で人や物を見ているので、新たな気づきや解決策が発見できるのだなと思った。
自分も将来、誰かの上に立つ役職になったときに適切なタイミングで、適切な言葉で向き合える存在になりたいので、須江監督の言葉から色々と吸収して人生の糧にしたい。
Posted by ブクログ
著者の本を読むのは2冊目だが、
前作同様五つ星。やっぱり面白い。
最後の著者プロフィールまで面白かった。
『好きな言葉は「賛否両論」。
賛同が多いのは時代遅れの証拠です』
その他もタイトル通り、
伝わってくる言葉が満載ですが、
補欠だった高校時代のエピソードや、
中学監督時代のコールド負けの話など、
そういうのも大変面白かったです。
Posted by ブクログ
須江監督の言葉や考え方の素晴らしさがわかる。当たり前と考えていたことが当たり前と思ってはいけない。失敗したことが悪いわけではなく、失敗したことを次につなげられるかが大切であることを再確認できた。また、人との接し方や言葉のかけ方も改めて勉強になった。
Posted by ブクログ
2022年全国高等学校野球選手権にて優勝し、2023年全国高等学校野球選手権では準優勝と輝かしい実績を残されている須江航監督の経験や言葉の力について詳しく書かれており勉強になりました。生徒の自己肯定感へのつながりや言葉掛けのタイミングが重要であるということなどよくわかりました。
Posted by ブクログ
須江先生はコミュニケーションをすごく大切にされていることが分かった
ただ楽しくてもダメ
目標を設定し解決していくことの楽しみを覚えてほしいという言葉が1番刺さった
Posted by ブクログ
大切な事を伝えたいならまずは聞く。ほとんどのケースで成功体験はいい方向に作用しない。成功には再現性がない。上がったら上がっただけ落ちる。緩やかに落ちるようにストッパーになる仕掛けが大事。勝利至上主義は絶対にダメ。けれども勝利主義でないと意味がない。短所が長所を消さないようにするべき。いい指導者、上司はメンタルトレーナー。信頼関係とタイミングが大事。とにかく失敗して欲しい。失敗しないことはとても怖い。できるだけ大人の手を借りずに解決や失敗をする経験が重要。チームの勝率を下げる一番の理由は自滅。長所と向き合うと同時に短所には丁寧に対処する。その感覚でチャレンジし、失敗しても全てダメなのではなく前向きな失敗というものはある。失敗したという事はチャレンジしたという事。人生はトライアンドエラーの繰り返し。量が質を超える瞬間もある。センスがないから無理、ではなく圧倒的に練習量が足りない。必ず波があるから辛抱強く継続できる根性が大事。美しいものを疑ってみる。美しいことは分かりやすいし正しい事のように思われがち。それ自体に本当に意味があるのか自問自答しないと自己満足なだけになる。世の中で自分の力で変えられる事はほとんどない。どうしようもない、受け入れる方が気持ちが軽くなる。
Posted by ブクログ
「青春は密なので」
2022年夏、甲子園で優勝を飾った仙台育英高校監督の須江航さんの著書。
愛知県の全中を運営に関わっていたときに代表校監督として参加されており、同じ場に立っていたことを知り、勝手に親近感を覚えています笑
・大勢の集まる場で伝えることは相手に伝わる率よくて二割。一対一の人間関係の積み重ねが大事。
・高校生活が人生のハイライトにならないように。
・成功に再現性がない。
・伝えるときこそ人の話を聞く
・短所が長所を消さないように
・量が質を超える瞬間もある
・センスは磨くもの
・人生は敗者復活戦
などが自分の中に落ちてきた言葉です。
読んでみて、自分の中に落ちてくる言葉を探してみてください。