あらすじ
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「きい」と「私」は、ふたごの姉妹。ある日、お母さんに叱られたきいが家出をすると言い出した。ぬいぐるみや、お気に入りの物をどんどんリュックサックに詰めていく。どうしよう、本当にいなくなっちゃうの?
「ねえ、おかしたべてからいったら?」、「このえほん、まだよんでなかったね。」きいの家出を止めようと、行動にでる「私」。
5歳くらいの女の子の、あたたかい家族の日常を描きます。やわらかいタッチと、登場人物たちのこまかな気持ちの変化をとらえた表現で、作品の世界に引き込まれるでしょう。第34回講談社絵本新人賞受賞作。
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Posted by ブクログ
注目の北海道出身の絵本作家、種村有希子さんの作品。
色合いが優しく懐かしい雰囲気。
子供さんはもちろんのこと大人が読むのもお薦めします。
小さい時って何かって言うと「家出するっ!」って言うものですよね。
小さい家出からちょいと大きな家出まで、「家出」を体験した大昔の
ちびっこはかなりいるはず。
「こんなときは私の出番」と困り顔しながらも双子の妹のきいちゃんの
家出ゴコロを一生懸命そらそうとするおねえちゃんが健気です。
タイトルが「きいちゃんの」じゃなくて「きいの~」なのは、お姉ちゃんの
立場から見ているお話なのでしょうね。
大人だって家出したくなるときがある。
こんなお姉ちゃんみたいになだめたりそらしたりしてくれる人が
大人になってもいてくれたらいいのにな。