【感想・ネタバレ】日本人はなぜ震災にへこたれないのかのレビュー

あらすじ

地震、津波、噴火、洪水、寒波、干害、疫病……。日本は古来より「災害列島」と呼ばれるほどに、幾多の“天変地異”に見舞われてきた。しかし、日本人は自然を恨むことなく共生の道を探り続け、災害をばねにし、そのたびに大きな復興を遂げている。2011年3月の東日本大震災でも、冷静に対応する日本人の姿を世界中のメディアが驚きをもって賞賛した。本書は、縄文時代から現在まで、日本人が過去の巨大な災異をいかに乗り越えてきたかを、古代史を中心とした“信仰の歴史”から説き起こす。それは「人間が自然を征服できる」と考えた西欧の一神教とは対照的な、「自然には決して敵わないが、自然が荒れ狂えば荒れ狂うほど、人間に豊穣をもたらす力も大きくなる」と考えた逆説の信仰――。「白鳳大地震の恐怖」「9世紀に東北を襲った大津波」「天災と結びつけられた怨霊思想」「神とは大自然のこと」など、震災に負けない日本人のルーツが明らかに。

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Posted by ブクログ

一言で言うと
日本人は多神教国家であり、それを守っていこうということをいいたいだけの本。一神教の魅力に惑わされ、ここまで来たけれど、韓国(キリスト教)や中国(共産党)と違う歴史を歩んできた日本に対して、落ち込むのはいいが、もう一度21世紀に、この震災の後に、もう一度、多神教の強さを全世界に広げようじゃないかということを言い続けている本。
天皇を一神教の神にするのはもったいない。
そうだよ。多神教だ。それを心の中から納得できれば、明治維新期に出来なかったことが出来るんじゃないかと今でも思える。

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2011年08月01日

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