【感想・ネタバレ】遠くにいる人のレビュー

あらすじ

家具工場に勤める佐倉治樹は、本社から異動してきた上司の小田島達朗に恋をした。彼の素行の悪さを知る治樹の幼馴染は、小田島だけは止めておけと何度も言うが、地味な治樹にとって華やかな小田島は憧れずにはいられない存在だった。そして小田島はなぜか事あるごとに治樹をかまい、特別な優しさを向けてくる。期待してはいけないと思いつつ、治樹はその幸せを受け入れはじめるのだが…。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ツボに嵌った。


傲慢攻が気づけば健気受に振り回される(逆もしかり)話大好物。
今回はまさにその大好物だったんですが、この卑屈で健気な
受の自覚のない振り回しっぷりが実に見事で、この意固地な性格
のなせる技かと(笑)

受けの不細工設定も嫌いじゃないです。
むしろ鼻の頭のそばかすとか、可愛いじゃないですか。
小動物系がちょろちょろ工場で作業してる姿想像しただけで
萌え死にそうです。
そして攻の傲慢っぷりも、普通なら苛つく嫌な奴なんですけど、
こいつがもうホント、悪気がないくらい嫌みなやつで、
これまた生まれの良さのなせる技(笑)

相思相愛になるまでひたすらすれ違いまくるのなんて、
もう見ててもどかしい!!
焦らすの上手い!



そして絶妙に話に関わってくる三津が実は一番のお気に入り。

0
2013年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

カップリングは小田島達朗(経営者一族の副工場長)×佐倉治樹(家具メーカーの工場勤務)です。
これはひとえに攻めと受けのキャラを好きになれるかどうかにかかってきますね。面食いで無神経攻めと、ネガティブ受け。
ちなみに私は攻めは好きでしたが、受けがどーにも女々しくて。恋愛脳過ぎるというかなんというか、いちいち体調や仕事に影響出しまくるのは如何なものかと。健気と言われればそうかもしれませんが、恋愛体質のゲイなだけな気がします(笑)
しかし面白いんですよね~。久々に読み直しましたが、止まらない!!

治樹には同じ会社に務める、幼馴染の三津(美人)がいるのですが、その彼を狙っていた小田島に誘われるようになり浮かれてたところに、真実を知ってしまいやさぐれます。
小田島を忘れるために、出会い系で知り合った男と付き合うことにしますが、その彼も問題あり。
というか今まで付き合った相手もダメ男ばかりだそうで・・・自分の容姿にコンプレックスがあり、付き合ってもらえてありがたいと思ってる卑屈さがなんとも切ないですね。っていうかそこまでダメ男ばっかりなのは治樹にも問題あると思いますけどね!! 

自分のことを好きだと思っていた治樹がそっけなくなったり、他の男と付き合ったりで、小田島はイライラ。仕事にもでなくなった治樹を心配して寮へ行くと暴行の跡が・・・男を追い出して一人にしてほしいと暴れる治樹を抱きしめてそのままベットインです。

その後、同情で抱いてくれたと思っている治樹は前向きに小田島の事を忘れようとしますが、かまってくる小田島に困惑します。
せめてものお返しにと三津とのセッティングを申し出たり、サプライズでお泊りを用意され期待したくないと断わったり、小田島は機嫌が悪くなる一方です。この僕が誘ってやってるのに!! と。攻めの一人称が「僕」っていいですよね~。
そんなこんなですれ違い続行中です。

しかしついにきちんと言葉にするんですね! ほっとしました。ハラハラドキドキでした。表紙が素敵です、内容通り(笑)

0
2019年05月29日

「BL小説」ランキング