【感想・ネタバレ】大きなパンダと小さなドラゴンのレビュー

ジェームズ・ノーブリー / せきねみつひろ

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イギリス発ベストセラー！
あなたをそっと勇気づける物語。

★パンダとドラゴンのやさしい会話と絵に癒やされる人、続出！
★イギリス発ベストセラー！ 世界３１か国で翻訳出版決定！

「とても可愛いパンダと小さいドラゴンが
連れ立って旅に出るお話です。

胸のつかえがすっと消えるような。
少し笑えるような。
子どもの頃を思い出すような。

ピリッ!! とした言葉が、ちりばめられています」
――黒柳徹子さん


【内容】
渦巻く霧のなかに迷い込んだふたりは、
きらめく星の下で眠りにつきます……。
目が覚めると春になっていて、朝日を浴びながら、
いっしょに冒険の旅に出る決意を新たにします。

無二の友人である大きなパンダと小さなドラゴンは、
季節をめぐる旅に出かけます。
しょっちゅう道に迷いながらも、
道すがら、美しいものをたくさん見つけていきます。

「旅にでかけるのと 行き先を決めるのって」
大きなパンダがたずねる。
「どっちが だいじだとおもう？」

「だいじなのは
だれといっしょにいくか じゃないかな」
小さなドラゴンがこたえた。

つらいこともあれば、楽しいこともあります。
いまこの瞬間を生きる方法を学び、
不安定な世界で穏やかに暮らす方法を学びます。

作家でアーティストのジェームズ・ノーブリーは、
仏教の哲学と教えをヒントに、
大きなパンダと小さなドラゴンの旅の物語を通して、
人生でもっとも困難な時期を乗り切るために
実際に役に立った考え方を披露します。

やさしくあたたかい絵と文で綴られる、
あなたをそっと勇気づける物語。

[ブクログ · ★★★★★]

寝る前に読みました。
気分が落ち込んでるわけじゃないけど、人に寄り添う優しい言葉が詰まって繰り返し読みたくなる。

3周ぐらい読みました。

仏教と哲学を掛け合わせたイギリスのベストセラー作品だそうです。

〜お気に入りを一部抜粋〜

ロウソクのような人がいる。
じぶんを　燃やしつくして
だれかのために　あかりをともす人。


「いそがしいから　花をみてる　ひまがない」
小さなドラゴンがいった。
「いま　みておかないと」大きなパンダがいった。
「あしたはもう　みられないかもしれないよ」


「ぼくのことや　ぼくのすることのが　きらいだっていわれたら　どうしよう？」
小さなドラゴンがたざねた。
「それでも　じぶんの道を　歩きつづけたほうがいい」
大きなパンダがいった。
「じぶんを見失うより　その人たちを失うほうが　まだましだから」

[ブクログ · ★★★★★]

素敵なフレーズがたくさんちりばめられた本。
あたたかくて どこかせつなくて。
イラストもとってもかわいい。

[ブクログ · ★★★★★]

心が凝り固まってしまって、解決の糸口がみつけられないとき、そっと寄り添ってくれる、物の見方を変えるのを手伝ってくれる、そんな本です。

著者は、仏教の本に影響を受けたと書いてありました。その影響か、イラストの半分が墨絵のタッチで、東洋の雰囲気を醸し出しています。

[ブクログ · ★★★★★]

生まれ変わるならパンダになりたいと公言している私。新聞広告を見てから気になっていましたが、素朴な絵と深い言葉。どのページを見ても癒やされます。

「道に迷ってしまったすべての人に」
と書かれていますが、迷っていない人でも。

プレゼントにもおすすめ。

[ブクログ · ★★★★★]

絵を見ているだけでも穏やかな気持ちになり、素敵な言葉の数々にしばらく浸りました。この本を読んでいるときは時間の流れがゆっくりに感じました。
大きなパンダと、小さなドラゴンの会話が心地よい。凸凹としていた気持ちがフラット(平坦、穏やか)になるような。静かにじわじわと勇気をくれる本。

[ブクログ · ★★★★☆]

思っていたものとは違いましたが、とても優しい本でした。
どうやら仏教と哲学の本だそうです。
水墨画のようなイラストにピッタリなパンダとドラゴンが登場し問答しながら旅を続けます。

時々パラパラめくって再読したい。

[ブクログ · ★★★★☆]

159ページ
1800円
7月11日〜7月11日

大きなパンダと小さなドラゴンが四季を感じながら旅をする。道に迷いながらも美しいものをたくさん見つける旅。いまこの瞬間を生きる方法や、不安定な世界で穏やかに暮らす方法を考えていく。

優しい絵と、大きなパンダと小さなドラゴンの対比がおもしろく、癒される。人に優しくすることよりも、自分に優しくすることの方が難しいって。

[ブクログ · ★★★★☆]

へー！ふむふむ。深い。
大人向けかもね。

「やりたいことを　みっつ　いってみてくれない？」
小さなドラゴンに聞かれて

「いっしょに　雨のなかを　歩いていきたい」
と大きなパンダ

いいね。しみじみいいね。
プロポーズみたいだ

[ブクログ · ★★★★☆]

　小さな龍と大きなパンダが、かつて昭和時代に流行った映画「男はつらいよ」の寅さんみたいに自由気ままにあっちこっちを旅しながら、道に迷った時も励ましあって進んでいく物語です。　イラスト付きで大人の絵本だなと思います。

[ブクログ · ★★★☆☆]

心がすっと救われるような言葉が可愛いイラストとともに散りばめられています

(心に残った言葉)
まちがえたってことはやってみたということ
あきらめずに先にすすもう

道はじぶんでみつけるものだよ

どんな道も
いっしょにすすめばだいじょうぶ

愛にせつめいはいらない

ロウソクのような人がいる
じぶんを燃やすつくして
だれかのために
あかりをともす人

なんどもなんども道に迷ったから
みつけられたんだ

すべてのものは　変わりつづける
だからこそすばらしいんだ

つよい木になるには
いろんなことを経験しないといけないから

だいじょうぶ
なにかを変えたいとおもったら
いますぐはじめればいい

ことばがいらないときもあるから

[ブクログ · ★★★☆☆]

3年から。行き詰まってもパンダとドラゴン、2人が一緒にいればなんだって幸せに変わる。
哲学の考え方だけが載っている本は子どもには飽きやすいが、お話のように春夏秋冬と流れがあり、可愛い絵と、2人の寄り添い方が優しく、ページを進ませてくれる。