あらすじ
私たちの片思いは実らない――だが、三角形を作れば愛は循環する。義父と折り合いが悪く、ひとり暮らしをしている高校生・菩提紗星（ぼだい さほし）。彼女が友達と呼べるのは、顔も性格もいい人気者の幼なじみ雛川太陽だけだった。自分は恋愛とは無縁だと思っていた紗星だったが、三年生になったその日、同じクラスになった月森慎を見た瞬間、激しく欲情する。だが、月森の視線の先にいたのは太陽だった。十八歳の誕生日、太陽から欲しいものを訊かれた紗星は「セックスしてみたい」と答えて……。※本作には一部強引な性行為の描写が含まれます。また女性と男性二人による行為の描写があり、女性←男性←男性の前後への挿入が描かれています。※上記が苦手な方はご購入の際にご注意ください。
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真綿の中の地獄
誰も幸せにはなれないけど、3人が心の中の大事な何かをゴリゴリとすり減らして傷を作り、それぞれが全く違う何かを求めて手繰り寄せようとする様に言いようのない悦楽がある。自分のことを酷く拗らせ手に負えないという自覚のある人には強くおすすめします。
3人が相手に何を求めてるのか明確に違うというのがしっかりしている！単純だからこそ、ドロドロとしたこの地獄がより一層深い地獄なんですよね。
一番大変で不憫なのは太陽くんですよ。慣れたら普通では勃たなくなるだろうなって事を考えると将来がかわいそうだけど、でも彼も想い人をある意味で手に入れられるのだから、それも仕方のない代償かな。不憫な男の子が好きなら太陽君はぶっ刺さります。
いつまでこの関係が続けられるのか。数ヶ月も持たないかもしれないし、数年続くかもしれないし。
自分に素直な女主人公と、それに巻き込まれる男二人の構図がまたいい。みんな根がいい人なだけに壊れないでいられるわけがないんだろうな。愛とも肉欲ともいえない地獄に堕ちていって耐えられなくなったら終わり。純粋な想いの正しく我慢比べが作品の先に待っていると思います。
3人には個々に絶対に得られなかったものが手に入ってよかったね、と思いますが物語の内容故にちゃんと救いがない。人によってはハッピーエンドにもメリバにも思う人もいると思いますし、はたまたバッドエンドにも思える作品だと思います。
もうちょっと続いているのが見たかったのが本当に悔しいです。私的には好きな土台が組まれた状態で終わってしまいました。続きは妄想で保管します。妄想がつきそうにないですがそれでも好きな設定が故に諦めが悪いので、もっともっと続きが見たかったと切に思ってしまいます。
概要欄を見て、好きだなと思う人は絶対好きなやつです。
匿名
ドロドロ
うーん、すごい話だ。これは3人が幸せなのか不幸なのか。1番報われないというか可哀想なのはダントツ太陽君の気がする。ヒロインの親との関係が根底にあるな。こういったお話が好きな人にはたまらない作品。
地獄の始まり⁉️続編は…あり⁇
いやはや、太陽くん、ご愁傷様でした… よくふにゃらずに最後まで出来ましたね… 本当に無理なら萎えそうなものを… そして月森さん、立ちの人で良かったですね… これがねこの方だったら成り立たないですものね… 報われない3人でしたねぇ、いや、男2人は報われてるのか、ヒロインだけが物足りない感じかな、そして太陽くんがひたすら傷つく…と。みんな心は手に入らないけど、月森さん1番美味しい気がしました。太陽くんは1番肉体的に辛そうで…、でも、もしかしたら回数を重ねるごとに良くなってきて抜け出せなくなるか、何回やっても痛いだけか（どちらにせよ嫌か…）でも1番脈アリなのでは⁇ 太陽くんのことをヒロインが生理的に大丈夫なら… でも、不思議な三角交流でした。彼らのダンスの２回目、３回目がどんな感じなのか、読んでみたいです。
