あらすじ
元首相銃殺事件と「国葬」が呼び起こした「政治と宗教」の問題をめぐっての緊急出版.統一教会と政治家の協力関係の歴史,右派的主張をもつ宗教勢力の影響力増大,創価学会の変遷と自公連立政権の誕生,フランスのライシテとカルト規制,アメリカの政治と宗教右派など,公共空間が直面している現在の危機を多角的に考察する.
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Posted by ブクログ
統一教会に関する本ということで読んでみた。
統一教会と1990年代から今に至るまでの政治のかかわりについては、なんとなく推測が多いような感じがした。全体的に統一教会のどういったところが問題なのかに関しては読者との共通理解が出来上がった上での話になっている感じがしたので、どうして政治と宗教(特に統一教会)結びつくと危険なのかが伝わり切ってないような。
公明党と創価学会に関する章もある。以前に創価学会と公明党に関する本を読んだことはあったが、この本ではその歴史がダイジェスト版で理解できてよい。
フランスとアメリカの宗教と政治のスタンスについても問題点を提示しながら解説があり非常に興味深かった。とりわけフランスのライシテは革新的であるけれども変にバッファのある解釈がいい点でもありリスクもあるというようなところがなるほどと思わされた。
日本の現状だけでなく、他国の状況も踏まえて政治と宗教を理解する一助となる一冊。