【感想・ネタバレ】HSPブームの功罪を問うのレビュー

あらすじ

HSP(敏感すぎる人)という言葉は,人々の生きづらさを巧みに表したことで共感をよび,広く使われている.だが,本来は心理的特性を表す考え方が独り歩きし,医療やカウンセリング,資格ビジネスやマルチ商法まで,問題のある理解や取り上げ方も多い.気鋭の心理学者が「HSPブーム」の実態を明らかにする.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『ブーム』、第2章で取り上げられる『ラベリング』、第3章の主題『消費』という言葉にあるように、HSPもまた高度消費社会の産物なのかもしれない。この本はHSPの功罪に焦点を当てており、是非を問うものではないという点で中立的な解説がなされていると感じた。
おわりにの部分で『なぜHSPはブームにならざるをえなかったのか』という問題提起があるが、まさに問題の本質はここにあるのでは。日本社会が抱えてきた「生きづらさ」、2020年のコロナ、マスメディアの影響力。HSPを巡る問題は、単にひとつの流行として捉えるよりも多くのことを示唆していると思う。

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2024年03月02日

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