【感想・ネタバレ】元国税芸人が教える!フリーランスで生きていくために絶対知っておきたいお金と税金の話のレビュー

あらすじ

あなたは自分の時給を知っていますか?
青色と白色の申告の違いがわかりますか?
元国税職員でお笑い芸人のさんきゅう倉田氏が、
お金と税金のことをやさしく解説する一冊。

独立したいな! 副業したいな! そんな人も必読!


フリーランスで稼ぐために
ぼくの「多くの失敗」と「ほんの少しの成功」の
中から大事なことだけ集めてみました!
by さんきゅう倉田


ぼくが知っているフリーランスを「お金の不安から解放してくれる」
知識と方法一冊にまとめてみました

・仕事効率UP 自分の時給を把握する/スキルの見える化で依頼を増やす/自分の製品の価格を決める他

・金額交渉 「お金がない」と口に出さない/選択肢は多く用意する/価格は依頼者に提示してもらう他

・危ない取引 「うちに来てください」「あなたのためです」は要注意/ツイッターでの依頼も要注意他

・申告と税金 確定申告の準備/申告書類の提出方法/インボイス制度と消費税/経費の考え方他
etc

わかりやすい!面白い!
エピソードも盛りだくさん!!

芸人=フリーランスではありませんが、
僕の仕事はフリーランスに近いと思います。
テレビや高校の出演依頼よりも、取材や執筆、講演の方が多い。

フリーランスとして効率よくお金を稼ぐ方法や、
こんな取引先には気を付けましょうといったことから、面倒くさい、
よくわからないといったことで放置してしまっている税金の話まで、
フリーランスの人知らないと大損しかねない必須知識を、
自身の体験も含め、わかりやすくぶっちゃけます。

自分の経験が少しでもフリーランスの皆さんに役立ったら嬉しい、
そう思って書きました。


■目次

●第1章 フリーランスの仕事と報酬の現実

●第2章 フリーランスが仕事の効率を上げる方法

●第3章 駆け引き上手なフリーランスの行動経済学

●第4章 危ない取引先への対処法

●第5章 フリーランスのための確定申告と資産形成

■著者 さんきゅう倉田
芸人。ファイナンシャルプランナー。1985年神奈川県生まれ。
大額卒業後、国税専門官採用試験を受けて東京国税局に入局。
中小法人を対象に法人税や消費税、源泉所得税、印紙税の調査を行ったのち、同局退職。
吉本興業の養成所NSCに入学し、芸人となる。Twitterなどで発信した税やお金の情報が話題になり
執筆や講演等の仕事を増やす。以来フリーランスのような働き方をしながら芸人として活動し、
現在は税理士会、法人会、商工会、医師会、保険会社、労働組合、各種学校、中小企業などでの講演に加え
「週刊東洋経済」「東洋経済オンライン」「ダイヤモンド・オンライン」「プレジデントオンライン」
「マイナビニュース」「税と経営」などでも税やけいざいについての記事を執筆。自身でも、テレビや広告の
出演依頼より取材や執筆、講演の方が多いと言うほど好評を得ている。
著書に「お金持ち 貧困芸人 両方見たから正解がわかる! 元国税職員のお笑い芸人がこっそり教える
世界一やさしいお金の貯め方増やし方 たった22の黄金ルール」(東洋経済新報社)などがある。

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Posted by ブクログ

急にフリーランスになることになってしまって、知識が全くない中慌てて読んだ本です。

行間が広くて文字も大きく、難しい言葉が少ないのでとても読みやすかったです。
2日で読み終えましたが時間的には2時間ほどでした。

フリーランスになるための基礎知識といよりかは心構えの本だと思います。
本当に必要な税金や確定申告については軽く触れられているので、そこからさらに学びたい人が別の本を探すという流れになりそうです。

0
2024年01月17日

Posted by ブクログ

【ありがとうございます!!と言いたい】
サラリーマンは仕事をもらって「ありがとうございます」とは言わないが、フリーランスは「ありがとうございます!」と言う。

という趣旨のことが書かれていました。

決定的に違うのは、まさに、ここだと思います。

ただ、サラリーマンが悪いわけではないです。
合理的に判断してるのです。

極端なことをいうと何もしなくてもサラリーマンは給料がもらえるのです。月にもらえる給料は決まっていて、その仕事をしたら、いくらもらえるという歩合制ではありません。つまり、給料が同じとすると少ない労力で働こうとすることが合理的な考え方となるのです。

フリーランスは違います。その仕事をもらわなければ、給料はゼロです。ゼロか100の極端な世界です。
逆にサラリーマンは安定的に20が手に入る世界です。

フリーランスは仕事をもらえれば、サラリーマンの5倍は給料が入ります。


全員がフリーランスになればおもしろいと思うのですが。。。

 仕事 → ありがとうございます! 

と言える世界です。

0
2023年09月07日

Posted by ブクログ

 国税局を辞めて吉本に入った「元国税芸人」で、ファイナンシャルプランナーでもあるという著者による、フリーランスとして仕事をするためのノウハウ。「フリーランスとして生きていくために必要なことを『お金と税金』をテーマにまとめました。現在時点で、自身の集大成と言える本」(p.188)ということらしい。とても分かりやすく読みやすい。
 おれも23歳から勤め人なので、最近中年の危機を迎えたりしていることもあり、フリーランスとしての生き方ってどんな感じなんだろ、おれにその可能性あるのかな、と思って読んでみた。今の仕事でもワークショップを頼んだり講演や授業を頼んだりして、フリーランス的に働いている人と関わることもあり、それこそお金の交渉をしたり請求書を書いてもらったり、ということもあって、勉強になる。それに、別にフリーランスじゃなくても、お金を湯水の如く使えるわけではないから、いかに無駄やコストを省くか、どうやってお金を管理するか、といった話は勤め人でも大いに参考になって、よかった。
 「フリーランスは意味のない行動を避けなければいけません。フリーランスの時間には、自分で設定した価値があるからです。」(p.82)ということで、徹底した「時は金なり」の行動原理は、参考にしたいと思うノウハウもあった。ちなみに、著者の思う意味のない行動は、「怒る、積極的に現金を使う、ATMに行く、ポイントカードをつくる」(p.83)だそうだ。そうか、確かにポイントカードには振り回されるかもな。プライベートでも怒りの感情を持たないように努力しないとな、と思う。あとは、認知バイアスを利用する、という話。「フリーランスはいつだって合理的に行動し、他人の不合理を活用するべき」(p.115)というのは賢い。確かにここに書いてあるように報酬3万を6万にするのは難しいけど20万を23万にするのは難しくない、という心理を利用する、というのは理に適っている。だいぶ昔、家を建てた先輩の話で、普段は一円でも節約しようと行動するのに、いざ家を建てるとなると、手すりのオプションとか何かのオプションを言われるがままに付けていって、どんどんお金が出ていく、という話をしていたのを思い出した。こんな不合理な人って不思議。最後に、自分も確定申告って一回しかしたことないから全然わからないけど、たとえば「青色申告には特典がある」とか全く分からなかったし、最後に書いてある「知らない人が損をする、それが日本の制度です。」(p.176)という事実は、ある意味残酷な真実だな、と思った。こういう金融についての実践的な教育がなされる機会がないのは、知らない人が損をして国が儲けようとするという陰謀なのか??とか思ってみたりした。
 フリーランスになるかどうかとは別に、個人的には結構面白く読めた。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

比較的新しく、インボイスを扱ってる点が良い。入金が入ってこないことが多々あるというのは、確かに会社員として働いていると気づけないなと思った。

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2025年09月16日

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